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2021/02/01

一筆啓上:コロナ禍 日本は二流国か、対策出遅れ…に  妙案いかが?

 既報の骨子を取り上げながら一筆啓上…


各国では、各国なりに多様な手法で新たな流行性ウィルスへの対策を講じてきたコトは報道でご記憶になっておられるだろう。

ロックダウン、外出禁止、越境禁止、隔離、ソーシャル ディスタンス… WHOからはパンデミックとの強い発言も…


それでもコロナウィルスは猛威をふるい続けた。

理由は簡単。コロナへ与えるダメージが弱いから… つまりピンボケ対策だから…

注視すべきは無症状感染者の動向把握か… 昨年の米調査では、無自覚症状者の抗体保有率が3ヶ月ごとに倍増した、とか… 無症状患者からの感染が全体の約6割を占めるとの報告もあるそうだ。 これが感染拡大の根源か… だがいずこもこの感染源をしっかりと把握できていない。

結果が証明する。

日本政府が打ち出した対策では一向に効果がなく、コロナの波状拡散が続き、状況は深刻化の一途…

世界では、コロナウィルス感染者が1億人を超えたそうだ。

その間にも世界ではワクチン争奪戦が繰り広げられ、そろそろその勝敗が見えてきたようだ。

 ニッポンは… 完全に出遅れており、完敗…

裏返せば、現在の指導者に新型流行性ウィルスへの対応能力が不足していた…というコト。


各国の新型コロナワクチン接種進捗状況 >       (英オックスフォード大など 1月下旬

   イスラエル   33.9%    293万人

   UAE     26.5%    276万人

   セーシェル   21.0%      2.65万人

   英国      11.6%    789万人

   米国       6.6%   2170万人

   インド      0.2%    203万人

   :

  日本       0 %       0人


少子化と高齢化が重なり、年々悪化する健保財政をテコ入れするべく安易な薬価引き下げで新薬メーカーの体力を奪い、成長力が弱まった企業にワクチン緊急開発の余力はなく、海外勢の後塵を拝する結果を招いている。

強いて言うならば,、国策で独自開発ワクチンを開発したロシア、インド、マスク外交を繰り広げた中国は、既にコロナ外交を繰り広げている。 ワクチン争奪戦では、既に英国は人口の3倍、カナダは5倍以上、EUは2倍確保とか…

隣国の首相はメーカーとの直談判でワクチン確保に動き、約2倍の対価を払ってワクチン接種率で世界トップを突っ走る中東の国はワクチン接種後の集団免疫の臨床実験場と化しているかのよう…

だが、ニッポン動かず… 当初は全国民を超える量を契約したとアピールしてきたが、ファイザー社との「6月までに6000万人分」の基本合意が、「年内に7200万人分」へと後退… 接種開始時期も2月下旬頃から3月下旬以降へと繰り下げた。


国別コロナ対応効果度ランキング>   (豪州ローウィー研究所)

調査法調査実施国・地域で100例目確認から36週間を対象。ナイショが多い中国は除外。

    公表データを基に、感染者数、死者数、人口100万人当たりの感染者数・死者数・検査陽性率等を数値化。

結 果(上位順に)ニュージ-ランド、ベトナム、台湾、タイ、キプロス、ルワンダ、アイスランド、オーストラリア、ラトビア、スリランカ…

    日本45、英国66、インド86、米国94、ブラジル98(最下位)


もはやニッポンは、多くの分野で二流国の国力しか発揮できそうにないようだ。

いつの間に、ここまで国力が落ち込んだか、ニッポン…

政治家諸氏サン… 日常茶飯事と化している目先の損得でいじめ合いっこして楽しむことをやめ、多くの分野で、世界に伍する能力と力を蓄えたセクションが育つような社会環境を整えるべく国家百年の大計を論じる建設的な熱き討論を繰り広げられませんかねぇ…  それと、強い外交力…

妙案

今からでもなんとか間に合いそうな私案(妙案)を簡潔に再掲する。 詳細は既報参照で…

即時推進に際して障害となる既存諸規則は個々に善処願って…

即時実践、より優れた対案は大歓迎…♪


1)新設! 仮設専門医療施設

      「人材調整派遣センター

    ひっ迫医療機関救済のカンフル剤的秘策、

    点在する余力人材を再結集

    突然の新規流行性疾患患者年間30万人余を既存医療システムに押付けるナ!

2)実施! PCR全員定期検査

    感染源の無症状感染者の早期把握、 クリーンエリアの明確化と拡大、

    自動検査機器、検査キットは国内企業が既に商品化。

    非感染者は99%以上のハズ… 誰もが委縮するなんてナンセンス…

3)携行! 令和版通行手形

    非感染者の携行義務化、

    非感染者の日常生活取り戻しで社会も活性化復旧へ

    安全宣言証明書。周囲への安心感が絶大…です。

4)啓蒙! 効果的な予防対策

    周知徹底:好ましいマスク着用姿、

    周知徹底:効果的な消毒法・消毒剤、

    周知徹底:望ましい換気

    自己満足だけの中途半端な我流法がなんと多いこと… 隙だらけの感染予防意識…

        マスクの規格基準化を! 

5)予定遂行! ワクチン接種

    集団免疫獲得へ

    多様な個々の体質に係らず、集団として安全へとシフトできます。


スケジュール

・2月…………準備期間  ⇔ 東京五輪断念なら3月以降も可。

・3~5月……実践期間。 以後繰り返し。

       手形携行者の往来推進。

・5月…………効果確認期間

       クリーンエリア拡大。

       非感染者のみの往来活発化は五輪開催最終決定に寄与。


※ 既報の目次ページはこちら

【参考】関係省庁特設ページ(こちら 「新型コロナウィルスの消毒・除菌方法について」

2021/01/27

一筆啓上:―既報の目次― 新型コロナと自己防衛のコト 書き続けて1年…

 昨年の2月の初投稿を機に、新型コロナのコト、防護のコト、政府施策のコト、規制や基準のコト…等々について、日常的に知り得た多様な情報から、客観性や信頼性等を注視しつつ、纏めてみたり疑念を注視したり…でほぼ1年…


速報)世界も同様… 1月26日で新型コロナウィルス感染者が世界全体で1億人を超えたという…(米ジョンズ・ホプキンス大)その増加速度も2ヶ月半で倍増… 死者も42万人超え…


これまでの 既報を目次化 したリストを示します。


目 次

 1.マスク①必読:たかがマスク、されどマスク、故に「それ ダメッ!」

    Key Words:マスク、マスク性能・着脱法・米国基準、ダメッ!例・OK例、

      微粒子サイズ、

      他の対策…空気清浄機、熱湯消毒

     2020.02.11.  ―こちら


 2.マスク②必読:マスク… 「それ ダメッ!」 

     Key Words:マスク、マスク性能・着脱法・米国基準、ダメ、ッ!例・OK例、

       微粒子サイズ、

       他の対策…空気清浄機、熱湯消毒、中国製マスク

2020.03.01. ― こちら


 3.マスク③必読:エタノール消毒後の使用済みマスク再使用法

     Key Words:マスク、使用済みマスク、再使用法、マスクの消毒

2020.03.05. ― こちら


 4.マスク④必読:マスク以外の感染予防手段とウィルスの寿命

    Key Words:マスク以外の対策、空気清浄機、手洗い、うがい、熱湯消毒、

      拭き掃除法、散布消毒、

    追記:コロナウィルスの寿命、消毒用台所用洗剤の有効性

2020.03.20. ― こちら ―


 5.マスク⑤必読:Made in China 粗悪品マスクにご注意を…

    Key Words:中国製マスク、米国基準不合格

2020.05.12. ― こちら


 6.的外れ連発中… どこかがヘン…

    Key Words:政府主導施策、施策の功罪

2020.07.25. ― こちら


 7.新型コロナと向き合えば… ① 壁の向こうのぼやき声

    Key Words:コロナ禍での世間の動き、Go To …への妙案、問題点、打開策、

      庶民の自覚と行動、その時々の教訓

2020.09.03. ― こちら


 8.新型コロナと向き合えば… ② どれだけ知ってる? マスクのコト…

    Key Words:米国の個人防護具(含マスク)規格基準、米国の呼吸器防護規格、

      各種マスクの有用性、スパコン計算予測結果、

      マスク使い方ダメッ!例とOK例、中国製粗悪品マスク、

      浮遊ウィルスへの有効性、マスク再使用法

2020.09.04. ― こちら


 9.新型コロナと向き合えば… ③ どれだけ知ってる? 新型コロナウィルスのコトを…

    Key Words:ウィルスの屁に時期と拡散、寿命、サイズ、症状に性差?、

      不活化法、感染有無検査手順、新型コロナウィルスの法的位置づけ、

      死亡率・特効薬・ワクチン、ウィルスの特性と対処法、

      ワクチン接種開始国進捗状況、回復退院後の後遺症

2020.09.05. ― こちら


10.一筆啓上:コロナ対策 それダメッ! 決め手はこれっ! そう思う…

    Key Words:ぼやき、クルーズ船、感染状況、2度目の緊急事態宣言、

      ウィルスとは、対処法、免疫獲得、ワクチン、マスク情報、矛盾と疑問、

      心得、国別コロナ対応策効果ランキング

    妙案提示…仮設専用病棟、人員再結集センター、

         定期的全員PCR検査、通行手形発行、

         好ましいマスク着用と消毒法と換気の再教育

2021.01.19. ― こちら


11.一筆啓上:新型コロナ対策に即時実施の妙案

    Key Words:感染状況、私案提言、全国民対象の定期的PCR検査、

      陰性証明通行手形発行と携行の義務化、仮設専用医療施設の緊急設置、

      人材の招集と派遣センター新設、既存医療施設のフル稼働化、

      感染拡大抑制法の再教育と啓蒙

2021.01.26. ― こちら


12.一筆啓上:既報の目次― 新型コロナと自己防衛のコト、 書き続けて1年… 

    Key Words:目次、既報一覧

2021.01.27. ― 本記事


13.一筆啓上:(骨子)コロナ禍 日本は二流国か、対策出遅れ… 妙案いかが?

    Key words:無症状感染者の動向把握、各国のワクチン接種状況、

      ワクチン争奪外交、コロナ対策効果度国別比較、日本出遅れ、妙案提起、

      スケジュール

2021.02.01. ― こちら


※ 状況は刻々と変化します。 必要時にはご自身でご確認願います。

※ 状況に応じて、しばらくは適宜追記、訂正等があり得ます。



2021/01/26

一筆啓上:新型コロナ対策に即時実施の妙案

流行性ウィルスには、蔓延抑制に向けてウィルスを直接コントロール可能な方策が求められる。

「三蜜」や「時短営業」は逃げの消極的ディフェンス策… コロナのダウンは見込み薄。

「Go To…」は、発生源の拡散、蔓延促進で逆効果…


新型コロナ対策にも、ディフェンス的対策と、オフェンス的対策がある。

オフェンス策とは、ウィルスを直接的、間接的に深刻なダメージを及ぼす施策…

その一つが、強烈な効果を有する消毒。

例えば、エタノール消毒、オゾン燻蒸、紫外線照射…等。 それも丁寧に…が必須。

近々接種開始が予定される「ワクチン接種」も強力な援軍と期待される。

だが、ワクチン接種も、大半の抗体産生に敏感なタイプと、少数だが鈍いタイプ、無反応なタイプが存在する。


一年延期された東京オリンピックの開催時期があと半年…に迫ってきたが、ウィルスの猛威は強まるばかりで、再延期論や中止論まで囁かれ始めた。

頼みの医療は崩壊寸前… 2回目の緊急事態宣言発令等で社会はますます混乱…

有効な手立てを打たずに規制をかけては国民を虐めているだけ…

もはや一刻の猶予もないと心すべきかと…

なのに、新型コロナ終息への有効手段を何ら打てない当局の面々…


ワクチンの全員接種効果が表れる頃まで待てそうもなく、日々悪化を辿る現状に待ったをかける方策を打たない限り、事態の好転は望み薄か…


新型コロナ感染状況 ―2021.01.23.現在― 】 *クルーズ船、検疫等を含む。

 ・累  計  :36万2373人 ……人口比 0.289%  (退院/療養解除:28万6181人)

 ・入院/療養中: 6万5280人 ……人口比 0.052%  (重症:1009人)

 ・死  亡  :       5077人 ……死亡率 1.40%

        ※日本総人口:1億2557万人(総務省統計局 2021年1月1日現在概算)

難題は、無症状故に無意識で通常に行動する不特定の陽性者。

感染者一名が何人に感染させるかの「再生産性」数値も理解しておきたい疫学領域の用語(参考)。



鑑みて、既存枠・規制にとらわれず、即時実行可能な私案を提言する。

政治家サンや専門家サンの文殊の知恵を待つのもそろそろ時間切れかと…


その一:陽性者早期発見のために、全国民対象にPCR定期検査を実施。

  検査対象……基本は、日本国民全員および定住並びに長期滞在外国人。

  検査間隔……長くても1クールは3ヶ月ごとに…か。

  検査速度……1000検体/日/施設 なら、9万検体/3ヶ月/施設。

  必要施設……1333施設/3ヶ月/12000万人。

        都道府県人口比や地域事情で全国に1300余施設を即時開設。

        3ヶ月間で全国民のPCR初回検査を実施。以後継続…

     (同時期開始が困難な場合には、全住民対象検査に優先順位を設ける)

        ①オリンピック競技開催予定都道府県在住者

        ②外国選手・役員滞在予定都道府県在住者

        ③上記①、②該当都道府県の隣接道府県在住者

        ④上記以外の全道府県在住者

    *留意:陰性者の次回検査までの期間に感染するケースの把握。

  メリット ⇒  開始後次第にクリーンゾーンが明確化する。

        3ケ月後には、全国民の感染有無が判明し、陽性者の早期発見が進む。

        実施地域のクリーン度が判明すれば、五輪開催への安心感が増す。



その二:広域移動者には「通行手形」の携行を義務化

  手形付与対象者は、PCR検査の陰性者。

  有効期限は次回検査まで(最大3ヶ月間)。

  必要な人に「非感染証明広域通行手形」を発行し、広域移動時の携行を義務付ける。

  手形を所持するお客さんなら、受け入れ側の交通・宿泊・観光等の関係機関も安心…

  可能性ある対象者は全国民の99%以上…

  手形付与が行き渡れば国民生活は完全復旧に…



その三:全国に、コロナ専用仮設医療施設を設置、人員手配組織を新設

必要資金は、各種補填資金よりもコロナ終息に向けた対策には有益であろう。

1)仮設医療施設

 ・新設:医療体制崩壊危機に直面する地域優先に、全国に、仮設の専用病棟を新設する。

  海外では、中国武漢(約1週間で設置…とか)や北京で実施、稼働例が知られる。

 ・機能面:一方通行の出入り口、全館陰圧、各所シールド、排気・消毒設備完備で…

 ・対象症例:重症例を主とし、中等症例までを受け入れを可能化する。

       無症状例、軽症例は、主に既存施設での対応を基本とする。

 ・施設規模:

   ①案:中等症以上を対象…上記患者総数(7万人弱)の約2割が中等症以上と仮定すると、対象症例数は約1.4万人。

      これを仮に各都道府県に5施設割り振ると、約60床/施設。

   ②案:全症例を対象…上記患者総数(7万人弱)の2~3割を補充すると仮定すると、不足ベッド数は約2万床…

      都道府県に均等割りすると、新規増床は425床/都道府県。

      地域性を考慮して各都道府県に平均5施設新設すると、85床/施設。

      100施設増設すると、700床/施設。

      100床/施設とすると、700施設必要。

       ※ 設置完了までの期間は、自衛隊の野戦病院装備の転用も一案か…

  メリット ⇒ 既存医療施設のひっ迫感が解消。

        人材問題は下記2)、3)に…


2)既存専用施設のフル稼働

  イ。人員不足で稼働できていない感染病床をフル稼働させる。

  ロ。感染病棟に転用可能な既存病床の転用を促す。

  ハ。必要人員は、院内人員を感染病棟優先体制にローテーションさせる。

    不足する通常人員は外部からの臨時派遣を受ける。


3)医療従事者招集配置センター

  医療分野の人材結集と派遣調整を目的とする新規センターを都道府県に新設する。

  趣旨は、医師、看護師、薬剤師…等の医療業界の潜在余力を一元的に結集。

  業務は、感染症従事者と通常医療従事者の人員招集と派遣の調整業務を一括担当。

   ①各医療施設から人員派遣を求める。

     条件例:期間限定。派遣1クールは1~2週間か…?

         医療機関規模により5~10%程度の人員派遣を求める。

   ②眠っている有資格者の発掘、人材募集。



その四:啓蒙しましょう 消毒、使い方、限界…等々を

A)消毒

 ① 消毒資材:即効性、短時間効果を示す資材が利便性良好。

    (例)エタノール、オゾン、紫外線。 加熱(≧80℃)も推奨。

 ② 空間消毒:オゾン燻蒸、紫外線照射。エタノール噴霧は引火リスクあり。

 ③ 平面消毒:正解は一方向運動。 往復運動や円形運動は不可。

 ④ 手指消毒:手のひら、手の甲、指先とも十分に。即効性に優れるエタノールが良。

 ⑤ 器材消毒:死角が生じる不等形な形状なので、加熱や消毒剤蒸気充満が適す。

B)マスク

問題

 ▲規格: 日本には、マスクの品質、機能、規格等の製造基準が未設定。 追記

        【追記】2021年6月16日、マスクのJIS規格(日本産業規格)制定(経産省、厚労省)。

            2021年9月1日より新規格製造マスクが市販され始めた。

            1)医療用及び一般用マスクJIS T9001

              ・一般用:一般消費者対象のマスク。

                   微粒子、バクテリア含有飛沫、ウィルス含有飛沫、花粉の4項目に

                   対する補修機能、通気性、安全・衛生について規定。

              ・医療用:一般医療、介護等に従事する人が対象のマスク。

                   捕集機能、人工血液バリア性ついて3クラスに分類。

                   通気性、安全・衛生の規定は一般用と共通。

            2)感染対策医療用マスク(JIS T9002

               ・感染症罹患患者に対して、医療・介護従事者の感染防護対策のためのマスク。

                人口血液バリア性等の付加性能の有無で2つのタイプがある。

                性能要件とその試験法に加え、安全・衛生面も考慮して規定。

    これが問題だが、マスコミを含めて何ら問題視しないのはなぜだろう…  ごく最近聞こえてきたコトだが、ドイツではN-95規格以上の高性能マスクの使用が義務付けられたとか… 日本は、新型コロナ問題への姿勢に真剣さが欠如しているかのように感じられる。

   マスク規格がなく、野放し状態で低機能、低コストのマスクの普及が常態化すると、感染症蔓延阻止の妨げとなりうる。

  当面は、中国製粗悪品マスクが全面輸入禁止処分された米国基準(ASTM:米国試験材料協会)を正規基準として準用すべきか。

例示:米国基準適合N-95マスク
外箱には様々な説明が記載されている。
現在は、店頭からすっかり姿を消してしまった…

 ▲使用法: TV映像でも、街中でも、むちゃくちゃなマスクの使い方で平気な人たちのなんと多いことか… 印象的にはほぼ半数がアウト…? これもコロナ蔓延の一要因…かも。蔓延のリスク要因は次々と是正していかなくっちゃぁ…

正規着用法を啓蒙

  スパコン「富岳」の計算例、各種空中浮遊物の吸引率、マスク素材ごとの相違…等のデータを例示。

  不適切例…鼻丸出し型、鼻頭チョン掛け型、ダブダブ型、スッカスカ型…等。

       非感染者は感染予防効果が低下。陽性者はウィルス拡散を強める。

  着用意義をPR…ウィルスの完全防護具ではないが、感染リスクの低減効果あり。

  見本良例…顎~口~鼻~鼻間部(鼻根)を覆い、肌と密着した良質マスクの適切使用姿。

  ※ フェースガード:飛沫の直接暴露阻止。見た目の恰好だけで防護効果は期待薄か。

            陽性者の呼気拡散防止にも無益か…

           材質にウィルス吸着機能なく、飛散ウィルスは拡散浮遊し続ける。

C)換気

  十分な換気は有効です。 大気はコロナの生存には適さない。

  閉鎖空間の屋内は、外気と通じるドアや窓の常時開放(広くなければ隙間程度で可)し、換気扇のフル稼働…等で屋内に空気の流れを生じさせ、滞留させないように心がける。

D)空気清浄機

  オゾン発生、プラズマクラスター、加湿等の機能付き空気清浄機をフル稼働。



現状放置なら対応不能な状況に追い込まれかねない状況…

緊急提言の私的な妙案、いかがでしょうか…

躊躇する時間はもはや残されていませんよね?

明日にでも、即実行に動きましょう!

詰めの詳細は行動しながら調整できます。

一日でも早くコロナ禍から脱出したいですし…

もっと優れたアイディアを有する方もおられるハズ… 知りたいですねぇ…


※ コロナ、マスク、諸問題…等々の更なる詳細は既報こちらを参照願います。

※ 既報一覧の目次ページはこちらです。



2021/01/19

一筆啓上:コロナ対策 それダメッ! 決め手はこれっ! そう思う…

 流行性新型コロナウィルスが初めて確認されてから一年が過ぎた。


誰が追い込んだかこの状況に…
だが
誰にもお咎めなしのこの状況…


流行性疾病を侮ることなかれ!
何故にあやふやな限られた情報で
軽々しく自己判断して動く…?
故に今の現状がある…


決め手はコレッ!と素人私案は抱けど、取り合えずは大いに嘆きたい…
ちょっぴり 呟いてみるか…
――《 ぼやき節 》――
今回の新型コロナも、ウィルスはウィルスなので、一般的な対策の心得が通用するハズ…

なのに…
流行性ウィルス対策、何を講じた?

ウィルスの特性を黙殺したまま動かず
ただ単に
特定分野の利益擁護重視の施策が続く…

経済を気にしたければ
先ずはウィルスの
首根っこを押さえなさい!
尻尾を捕まえなさい!
諸々の懸案事項はその後です!
この順序が大原則

ワカッテルノ…?
君ぃ――  あんたぁ――

予見性が大事…
洞察力が大事…
察知力が大事…

そして 実行力…

クルーズ船
発生エリアが限定されたあのクルーズ船でさえ、必須のクリーンゾーンを真っ先に設定するでもなく、右往左往の対応ぶりは烏合の衆のドタバタ劇を観ているかのようだったっけ…
あれで新型ウィルスへの当局の理解度、実践力がワカリマシタ…
公衆衛生面では、今後も期待するべからず、と…
教訓
国防面からは、生物テロに対する即応性が脆弱で、ニッポンは全くの無防備状態…?

発信源を抑えるべし
目に見えない宿敵コロナよりも、目に見える親友日本経済の萎縮ばかりに気を取られたか…
宿敵ウィルスの姿を確認しても、その後の施策は経済優先志向の下、ウィルス撲滅策は二の次で、感染拡大リスクを帯びながらも人々の往来優遇策を並べ続けるだけ…

これが間違いのもと…か?
元凶は宿敵ウィルスの存在であり、壊滅施策が最優先…。生命に致命的異常がない負傷経済の救済策はウィルスの進撃に打撃を与えてから…
成すべきは、第一に感染性ウィルスをコントロール下に置くこと、第二に国民の日常を守ること…なりや? ウィルスのコントロール無くしては何事も行き詰まるだけ…
この順序を誤れば、敵軍ウィルスの侵略域の拡大をただ傍観するだけ…

結果は、案の定、実施した施策はウィルスの拡散を促し、ことごとく空振りの連続…
経済的ダメージへの配慮ばかりが目立ったっけ…
無傷のウィルスは全国へと広がり、人々はその猛威に震え上がっている。


コロナ猛威で
中断した経済活動で生じた損失には
税金で補填という穴埋めでお茶を濁す…
何とも不合理な税金の無駄使い…
ヘマな指揮者には一切お咎めナシ…
真に不可解なニッポンの実情…

一般家庭の家計なら
生活水準や年収、将来設計に基づいて
大病や万が一に備え
収入が不安定になっても耐えられるように
しっかりと貯蓄に励んでいる
自助努力で…

それがどうです…? 企業は
ホンの数ヶ月売り上げが激減すると
明日にでも死にそう…と泣き言をいう
自転車操業が
それほどに常態化しているかニッポン企業…
危機管理対応の内部留保はゼロ…?
なんとも脆弱…
大丈夫? 社長サン…

これを教訓に
一年程度は自力で耐えられる
危機リスク対応の内部留保を積み増すよう
努力したらどうです、社長サン…
誘導させたらどうです、政治家サン…
豊かなニッポン国を目指して…



的外れな施策遂行で目立った効果が見られず、長引く状況に国内には閉塞感が漂い、経済も縮小、萎縮の一方…

だから…

当たり前 でしょ!
と 叫びたい…

コロナの蔓延ストップに
どのような手立てを講じましたっけ…?

第一優先は
何が何でもコロナの猛威に待った!をかけること…

Don't you think so ?


号令の意図は…?
――――――――――――――――――――――――――――――――――
<号令>      ➔      <深読み>
――――――――――――――――――――――――――――――――――
「三蜜回避を…!」と連呼  ➔  その空間にコロナを入れよう!
人は「Go To どこなりへ…!」 ➔ コロナ退治にでかけるの?
更には「GO To 食べよう…!」 ➔ コロナ料理って美味い…かな?
――――――――――――――――――――――――――――――――――

と叫ぶだけ…
コロナ対策はアンタッチャブル…

これではコロナにとっては
壊滅どころか軽微なダメージも受けない…でしょ?

抑えるべき”ツボ”を間違えている!
据えるべき”主語”を間違えている!
ウィルスの特徴を復習して、捻りだした有効な手立てを実行しましょ!

Don't you think so ?


―<感染状況>―  (2020年末)
     国内:感染者数      ≒ 235000人     ―第三波突入か
        入院・宿泊療養者数 ≒   17000人
           死者数                     ≒    3500人
     世界:感染者数        ≒ 8460万人    ―近々1億人突破へ―
        死者数         ≒   183万人

2021年の新年を迎え、成人式を終えた頃、国内感染者総数が30万人を超え、累計死者数が4400人を超えた。
死者4400人といえば、満員のジャンボジェット機が全員即死の墜落事故を、一年間に10回も発生…と同規模の大変なコト。
実際に入院加療中・療養中感染者数は約6万人余(重症者約900人余)で、人口比ではわずかに約0.05%。余りに小さな数字にビックリ…です。
でも、把握できていない無症状・無自覚陽性者の存在規模は全く不明…が大問題。
本人も感染しても最初は症状がなくて気付かず、無症状陽性者はいつものように動き回り、どこに潜んでいるのやら…との不安感が人々を悩ませ、社会全体に様々な問題を生じさせている。
不幸にも感染すれば特効薬はナシ。自身の免疫力の強さを信じるのみ…

2021年1月、ほぼ同時期に、人口集中都府県で、再度緊急事態宣言が発令された。

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先ずは、勉強しましょ!
復習しましょ! コロナのことを…


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通常の生活の中で溢れている多種多様な情報の中から
役立ちそうなコトを集めてみました。
どなたもどこかでチラッとでも見聞きしたハズの情報ばかりです。


――< お勉強 >――

 ウィルスとは
  細菌のような細胞膜がなくて単細胞生物ではないが、細胞の内部に侵入して栄養摂取しながら自身のコピーを作り増殖し、細胞が破裂して飛び出すと他の細胞に侵入してまた増殖し始める。
  侵入細胞内でさらに居心地の良い状態へと順応すべく次々と変身(変異)するので、同一ウィルスでありながら変異種が多く存在する。
  細菌ではないので抗菌薬は効かない。


種々の微粒子サイズ比較
1.000 000 000 000 000 000 000 000
           m           μ           n           p           f           a           z           y   (m、g等)
          ミリ     マイクロ     ナノ    ピコ    フェムト    アト     ゼブト    ヨクト
     ⇦←―――――――――――――→
        ↖_ 私事乍ら馴染みある領域 _↗

 微小物質のサイズ 
   花粉 30 μm    > ヒト細胞 10.0 μm   > 赤血球 8~7μm      > 
   飛沫 ≧5~3μm > 結核菌 3μm           > PM2.5  2.5μm以下 >
        細菌 約1μm   >  ウィルス 0.1 ~ 0.02 μm(=100 ~ 20nm)

     飛沫……参照
     サイズ的には、5μm以上を飛沫、5μm未満を飛沫核という。
     飛散距離1~2m。(重いほど早く落下)
     飛沫感染:インフルエンザ、風疹等のウィルス感染症。
     飛沫核(空気)感染:結核、麻疹等。
   エアロゾル……日本エアロゾル学会
     気体中に浮遊する微小な液体または個体の粒子と周囲の期待との混合体をいう。
     粉塵、フューム、ミスト、煤塵、霧、もや、煙霧、スモッグ等とも称する。
     粒子径は、1nm~100μm程度。
     気体のガス分子は混ざりやすい(拡散しやすい)。
     大きさが1μm程度のエアロゾル粒子は、室内空間中ではほとんど拡散しない。
     沈降速度も非常に小さく、室内では浮遊している。    ⇦ 注目!
     室外への排出は、気流に乗せて室外排出(換気)か、空気清浄機等により除去。


新型コロナウィルスの基本情報
信頼できそうな情報を整理してみた。

(A)新型ウィルスの”寿命 (米国NIH等)                         ⇐ 重要!
   感染力を維持したまま生存可能な時間です。
  ①空気中………………エアロゾル状で3時間以上 ←空気感染リスク時間 ⇐ 重要!
  ②プラスチック面……72時間以内       ←接触感染リスク時間
  ③ステンレス面………48時間以上       ←接触感染リスク時間
  ④銅面………………… 4時間以内       ←接触感染リスク時間
  ⑤ダンボール面………24時間以内       ←接触感染リスク時間

(B)主な感染経路
  ①感染者からの飛沫の直接曝露
  ②感染者の排出呼気からの空中浮遊飛沫核の吸入
  ③感染者の落下飛沫が埃等に付着後に乾燥微細化し、舞い上がった空中拡散浮遊物吸入
  ④ウィルス付着面に触れた手で自身の顔等に触れる接触感染

(C)効果的防除法  (日常生活で応用可能そうな方法を列記)
  十分な換気………密閉空間が10分程度以内に外気と総入れ替え可能な換気設備や外気との流れを生ずる窓の開放等。
  エタノール………即効性あり。新型コロナやインフルエンザ等のエンペロープウィルスに有効。濃度70%以上で手や小物器具類の消毒に適す(厚労省)が、気化すると引火性があり閉鎖性空間での噴霧消毒は不適。
  オゾン液散布……有効性あり。エンペロープウィルスとアルコールが効かないノンエンペロープウィルス(ノロウィルス等)にも有効。新型コロナに対する有効性は高濃度でも低濃度でも効果が確認され、空間の空中散布・燻蒸に適す。強力な殺菌効果は、細菌の生体成分を酸化し、構造的に破壊するために耐性菌を生じさせない。
     例:CT値330(オゾン濃度6ppmで55分曝露)で、1/1,000 ~ 1/10,000まで不活化。
       CT値  60(オゾン濃度1ppmで60分曝露)で、1/10  1/100まで不活化。 (奈良医大)
     例:オゾン濃度0.1ppm、湿度約80%で満たされたアクリル箱に、ウィルス付着ステンレス板を設置。
       結果は、10時間後にウィルスの活性が4.6%まで低下。
       オゾン濃度が0.05%では、20時間後で5.7%まで低下。          (藤田医大)
  ④熱湯………………80℃で10分晒すと食器類のウィルスは死滅。      (厚労省)
  ⑤紫外線……………即効性あり。LED電球で波長285㎚(ナノメートル)の紫外線を30秒間照射で99.9%以上他のウィルスで死滅を確認。コロナでも同等効果を期待できる。(イスラエル)
  ⑥空気清浄機………効果あり。ウィルス除去機能、オゾン発生機能、保湿機能等を保持した空気清浄機をフル稼働。
  ●番外………次亜塩素酸等の消毒法は切れ味鈍く、効果が緩慢。手指消毒は効果期待薄で、消毒後の空間は約1日間の閉鎖が好ましそう…

D)免疫獲得
  集団免疫………
    集団の一定数以上が特定の感染症に対する免疫を獲得すること。
    結果的に免疫を持たない人も守られる。
    WHOは、新型コロナの集団免疫達成には最低でも世界人口の60~70%が必要とみる。なお、他の感染症では、はしかでは95%以上、ポリオでは80%以上とされる。
    WHOは、2021年1月、「世界レベルでは2021年中に集団免疫獲得できない」と発表。高所得国でワクチン接種が広まるが、低所得国で接種が広まるにはさらに時間が必要と。また、自然感染拡大を放置した集団感染の獲得は死者の急増を招き問題とも。
    ブラジル北部のある地域では既に住民の約60%以上が免疫獲得者との報告も。
    2020年4月、米国NY州知事は、州内各地で無作為抽出された約3000人を対象に実施した抗体検査で、約14%が陽性だったと発表。
  ②抗体持続………感染者の観察で、時間経過とともに抗体は減少傾向とか、5か月間は持続するとかの報告がある。
  ワクチン
    現在、作用機序が異なる複数のワクチンが各国で開発中。
    複数の新型コロナワクチンが数か国で承認され、米英等で接種が始まった。
    一般的には、接種後全員が免疫を獲得するわけではなく、感受性に個人差があり、大半が免疫を獲得するが一部は弱く、一部は獲得しない。新型コロナでも同様と推測。
    感染治癒者とワクチン接種後の免疫獲得者を併せた免疫獲得者が、WHOが目標とする70%レベル以上に達すれば、新規感染者数が減少に向かい、ワクチン接種は成功か…との見方あり。
  (日本)
    日本では、優先順位に従って、2~3月頃からワクチン接種が始まりそう…
    日本の新薬承認基準では審査期間は数年…とされるが、2020年12月に申請された第1号ワクチンは、早期承認を見込んで早ければ2月下旬以降から接種可能な手順が準備中のようで、通常の製造承認基準から外れたVIP並みの特別扱い…
    申請見込みのワクチンは複数あり、膨大な申請データから、人種間の感受性差異を含め、有効性・安全性を超短期間で読み切れるか…
※ 注:2021年1月下旬時点で、接種開始時期が1~2ヶ月ほど遅れる見込みとか…

速報(2021年1月20日)
 ① 厚労省は、早ければ2月15日に専門部会を開催し、「特例承認」の可否を決定の見込み。承認されれば2月中旬から、同意を得た医療従事者への先行接種を開始見込み。
 ② 厚労省は、20日、ファイザー社製ワクチン7200万人分の供給を年内に受ける正式契約締結を発表。当初の予定「6月末までに500万人分」の内容とはやや異なる。


マスク情報
※世界最速スパコン「富岳」飛沫計算結果:
マスク
  医療用マスクは浮遊飛沫をほぼ阻止したが、市販マスクでは不織布マスクよりも機能性が劣る布マスクでは浮遊飛沫を2~3割も吸入する。 ⇒ 感染防止効果が弱い。
  (自身が咳)…不織布マスクよりも劣るが、布マスクは7~8割の飛沫をキャッチ。
         素材は、綿よりもポリエステルが優れていた。
  (他人の飛沫)…医療用マスクはほぼブロックできた。
         顔との隙間が生じる不織布マスクは、大きい飛沫は捕捉できるが、小さな飛沫の捕捉は限定的だった。
  つまり、一般的なマスクを着用していても、自身と他人の放出微細飛沫の吸引リスクは避けられない、とうこと。  (神戸大、理研)
フェースシールド
  (1m離れた感染者が正面でくしゃみをしたら…)
  くしゃみの気流が複数の渦巻きを作りながら、フェースシールドの下端から飛沫が2秒後には流入し、呼吸時に鼻から4.4%が吸い込まれた。マスクも併用されたい。(福岡大)
  フェーッシールド着用者の放出する大きな飛沫は捕捉できたが、小さな飛沫は漏れ出た。 (神戸大、理研)
   フェースシールドは見た目の恰好だけ  ⇦ 忘れるな!
感染防止効果は気休め程度か…
”コロナ除け”と安易に信用すべからず! ⇦ 肝要

マスクの種類
N-95マスク
  約0.3μm以上の微粒子を95%以上捕捉する。 呼気漏れは10%以内。
  問題は、実際の医療現場でも、無防備すぎるほどに非使用者が多いコト。
サージカルマスク
  医療現場で汎用されるタイプのマスクで、5μm以上の粒子を捕捉する。
  微細飛沫の吸入感染リスクには無防備。
・不織布マスク
  三層構造。帯電性を有する中間層がフィルター機能を発揮。
  スパコン計算によれば、大きい飛沫には効果があるが、微小飛沫への効果は限定的。
・他のマスク
  花粉、埃、砂塵等の大粒子程度なら概ね捕捉可能だが、過信は禁物。

 アベノマスク:大人の顔サイズに比してミニサイズで、フィルター性能が劣る布製で、異物が混入する不衛生さで…、そんなマスクでウィルスから身を守ろうと、市中にマスクが再度出回り始めた頃に、260億円もの経費を使って、強制的に無償配布したこのマスク… 施策に歓迎の声はほとんど聞かれず、科学的、客観的にもいい加減な施策だった。主な関係企業は4社だったとか… この件もアイディアマンの責任は不問。実に気楽な世界です。あの経費が実にもったない…

マスク製造基準マスク等の個人防護具の製造基準が、米国にはあるが日本にはない。

(例) N-95マスクの外箱
機能や性能面に関して様々な情報が記載されている。

  ① 個人防護具(PPE)の素材基準(米国)
   *個人防護具:マスク、ゴーグル、手袋、ガウン等。
   <素材条件……米国試験材料協会(ASTM)
医療用マスクの素材条件(ASTM F2100-11)
       特性        レベル1    レベル2    レベル3
    細菌ろ過率(%)      ≧95     ≧98      ≧98
    微粒子ろ過率(%)     ≧95     ≧98      ≧98
   呼気抵抗(mm H2O/c㎡   <40     <50     <50
   血液不浸透性(mm Hg)    80     120     160
     延燃性        Class 1             Class 1              Class 1
   *ASTM F2100-11:Standard Specification for Performance of Materials Used in Medical Face Masks. 2011

*最近ろ過率(BFE):細菌を含む、平均約3μmの粒子がろ過された割合。
*微粒子ろ過率(PFE):平均約0.1μmの微粒子がろ過された割合。
*2020年5月頃に、中国製マスクが基準に不適な粗悪品として輸入禁止に。
  間もなくマスクが枯渇状態の日本国内では、急激に市中に出回り始め、中国各団体からの贈与との美談?も…
米国で拒絶後の時期に出回り始めたマスクの多くは made in china のようだったが…

  ② 呼吸器防護規格(NICSH)基準(米国)
   <米国呼吸器防護規格……米国試験材料協会(ASTM) 各性能を捕捉率(下限)で規定
      フィルター性能      捕捉率 (%)        テスト粒子
               低(≧95%)  ~  高(100%)
   N 耐油性なしの規格  N95   N99   N99.97  エアロゾル化した塩化ナトリウム
   R 耐油性ありの規格  R95    R99   R99.97    エアロゾル化したフタル酸ジオクチル
   P 防油性ありの規格  P95    P99    P99.97  エアロゾル化したフタル酸ジオクチル

* 医療現場では耐油性は求められず、N99やN100は呼気抵抗性が高くて日常の使用に向かず、通常はN95マスクが選択される。
* 日本ではこのような厳格な基準がなく、新型コロナ騒動以前から大半の市販マスクは米国基準に準拠していた。
 N95マスクも薬局等の店頭で市販されていた。
* 今回の新型コロナウィルス禍で市販マスクが姿を消し、再登場し始めると状況が一変したか…
 多種多様なマスクが登場しているが、2020年以降の日本の市販マスクはどのような製造基準なのやら…
 フィルター性能的には??が付きまとう。

 あれダメ! それダメ! そのマスクも…
 呼吸し辛い、蒸し暑い、可愛い、お洒落…なんて騒いでいる人たちって、アレ 何…?
 マスクとは、ウィルス、細菌、微粒子等からの防護を期待するアイテムでは?
 それとも、使い方が悪く、防護機能が怪し気でも、恰好だけで満足? 納得?
 不織布マスクよりもフィルター能力が劣る布マスクを手造りなんて…
 しかも、マスクを正しく装着できていない人たちの多いこと…      知ってる?

 鼻頭や口元だけを覆ってれば それでOK…だって?
 顔面との隙間から、呼気は駄々洩れ、吸気はマスクを素通り…      知ってる?
 ぶかぶかマスクや、不織布マスクよりも機能が劣る布マスクで満足したり…
 それじゃぁ コロナに無防備同然…                  分かってる?
 えらぁ~いサンや学者サンでもそうなんだよねぇ… ふぅ―――     気付いてる?

 あぁ~ぁ、マスクの意味を理解できていないニッポン人の多いこと…
 マスクひとつ、正しく使いこなせない君、 きみ、 キミ…
 ウィルスにとってはまるで天国… だから、簡単に忍び込めるぞぉ~
 これがニッポンのレベル…  ニッポンの現状…
 そこまで落ちたかニッポン人… 嘆かわしきかなニッポン人…

 あな 恐ろしや おそろしや… 
 ナムアミダブツ アーメン クワバラ クワバラ ……

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政治家サンは、その点いいですねぇ…、何でもハンタイ!がお仕事で…
妙案の対案を考えなくてもいいンですから…


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でも考えましょ、今回だけでも…
先ずは腑に落ちないコトからでも…


――<矛盾・疑問>――
この新型コロナ騒動への対処には
何よりも
疫学的思考をベースに対応策を練ることが肝要かと…

その一:『モグラ叩きゲームは効果的?
感染者が発症し、症状を訴えて初めて感染の有無を検査する。
陽性なら入院・隔離措置を講じ、さらに濃厚接触者を探し出して検査する。

つまりは…
陽性者を探し出してポコッと叩く…
あっちでポコッ! そっちでポコッ!
まるで「モグラ叩きゲーム」のよう…

従来から実施する結核患者発症時の対応手法で今回も実施中の、発症や異変に気付いてから行動する「モグラ叩き」手法…
今回に当てはめると、対応順序、手順に問題ナシ?
感染者の確認までの期間に、すでに多くのウィルスが拡散します。
拡散は、倍々ゲームのネズミ算式の拡散です。

でも、「モグラ叩き」ではコロナを抑え込められません。
だって、ウィルスが暴れた証拠を後追い確認しているだけだから…
ウィルスは、分身の術でもうどこかへ転居していますよ。
まさに、「労多くして 功少なし」、気付いた時には「時 既に遅し」

隠れん坊のように
見ぃ――っけ!なんて
遊んでいる場合ではありません

先ず優先すべきは
新型コロナの撲滅・予防策の実施…
でしょ?
ウィルスには、兆候の早期察知が…
対処には、先手必勝が必須…

ローラー作戦のように
片っ端から検査を実施…
これを軸に隠れん坊をしましょ!

そちらサマは どんな妙案をお持ち…?


その二:『異議あり! 政府の諸施策に…
旗振り役諸兄は、具体的な感染回避策、その代替策、根拠に基づく効果的な規制期間…等々を示さずに、ただ「動け!」、「過疎で!」の号令ばかり…
故に庶民は右往左往… 日常の秩序は崩壊し、社会は混乱するばかり…
こうすればコロナ禍が確実に減少するヨと、具体的な方法や手順を提示したら…?

(1)三蜜の回避を…だって?
コロナ猛威は一向に沈静化の兆しが見えないンだけど、ホントに有効な策と信じているンでしょうかねぇ…
  ・どこでも同一基準で? 場所や環境により異なるハズ…  Why…?
  ・画一的な一律の三蜜回避は混乱を招くだけ…
   状況に応じた柔軟な案を例示したら…?
     密度:過疎地と都会、       空間:野山・公園等の野外と屋内、
     屋内:換気設備有無とその能力、  集団:適切な人間距離、
     個人:一人当たりの空間容積や専有面積…等々
   これらの融通性のある判断基準があれば混乱も減少していたかと…
  ・それでも通勤電車等は難しい… 数日間の一斉運行停止という切り札もあるが…

大きい飛沫の飛距離は1m程度… 微小飛沫は空気中を漂い続ける。
一般的な市販マスクには、空気中に漂う微小ウィルスの捕捉性能はない。
期待できそうなのは新鮮外気との強力換気か、オゾン燻蒸、紫外線照射…
よって、「三蜜」回避は屋外なら効果期待度が大、屋内では気休め程度か…
但し、屋内でも強力な換気稼働下なら有効か…

(2)マスクの着用を…だって?
  ・製造基準がない日本のマスク…  大丈夫? どれも効果は同じ…だとでも?
  ・性能・機能無視で好き勝手に作って使って自己満足のニッポンジン…
  ・基準に不適な中国製マスクを輸入禁止処分にした米国のように、ちゃんとした製造基準に合致したマスクの流通を促すべきかと…
  ・一般的な市販マスクには、エアロゾル状に浮遊するウィルスの捕捉能力はない。
    キチンとマスク装着していても、無症状感染者は微細飛沫を放出させるし、健常者は空中浮遊ウィルスの吸入リスクがある。

  それでも感染リスク、感染拡散リスクを低下させ得るマスクなので正しく装着したい…
  故に、先ずは周知させるべきでは? マスクの性能、正しい使い方を…
 あれダメ! それダメ! そのマスク…
   TV画面でも、ショッピング店でも、電車内でも、街中でも…
   医療専門者もお偉い政治屋サンや各界のリーダーも、親も子供も、先生も生徒も…
   口と鼻と顔面をキチンと覆っていない間違ったマスクの使い方の人たちの多いこと…
   その姿は、単に鼻頭や口元をマスクで覆っているだけ…     ⇦ 大問題!⇧
   サイズ的にもブカブカ…、隙間だらけでフィット感ナシ…!   ⇦ 大問題
   感染防止目的が微塵も感じられない。
   これでは、感染拡大の阻止ではなく、拡大への要因にも…
   これでは、他人の視線を気にしての単なる恰好付けだけのよう…

   あぁ~あ なんと無知、無関心な人たちの多いこと…
   あぁ~あ 哀しきかな ニッポンジン…

今からでも決して遅くはない…!

ちゃんとしたマスクを 
目元から顎先まで
鼻と口元を
隙間を塞ぎながら
すっぽりと覆いましょう…!

新型コロナ感染が怖い方は…

(3)『Go To 食べよう!』から飲食店は時短営業を…!だって?
  政府は、『Go To 食べよう!』で、陽性感染者にも割安チケット付きで勧誘した。
  コロナ対策は、ここでもコロナ問題よりも、経済問題最優先で…
  予定通り?に人は動き、コロナ禍が全国で蔓延し、その元凶として飲食店がやり玉に…
  その推測の正しさを示す明瞭なデータの存在は曖昧なままで…
  悪玉扱いするにしても、店舗に強いダメージを与える営業制限の強制だけではなく、自助努力による営業継続の道筋も併せて提示するのが本来の筋…では?
  ともあれその結果、1店舗一日6万円の税金無駄使いが発生した。
  GO To 推進責任者にはお咎めなしで…
  ひょっとして、沈滞した経済界を一時的にでも活性化した…と、表彰状でも頂戴したか…

疑問>保健所が実施するマニュアルでは、通勤中や職場でマスク着用中ならその場の在籍者は濃厚接触者に当たらず、マスクを外してランチや夕食を食べるとその場の在籍者は濃厚接触者と扱う。 マスク越しにウィルス混入呼気は撒き散らし続けているのだが、長時間一緒にいた職場の同僚たちはノーチェック… Why…?
現状方法では、マスクを外す機会が多い飲食店がやり玉に上がる仕組みとなっている。
論理的には、当事者の滞留時間・空間容積・換気能力、当事者との空間滞在時間が重要因子だと思いませんか?

「時短営業」には科学的な正当性が疑わしい…
  ・すべての飲食店を画一的に規制するって?      Why…?
    ➔ 飲食店がコロナ蔓延の震源地…ってどの情報? イメージだけ?
  ・蔓延の主因が午後8時以降の飲食だって…?     Why…?
    ➔ 午後8時以前と以降の飲食時で強制するほどの差があるとでも?
  ・なぜ飲食店だけがやり玉に?
    ➔ 劇場、映画館、遊技場、大型店、商店街、観光地、通勤電車等々は軽微…?
      論理的、科学的なデータで説明を…
  ・『Go To イート』の掛け声と矛盾するようだが、合理的な整合性ってある…?

 (対案)……専門家でも関係者でもない素人が抱く素案……
  ・現状では、一般的に飲食業界は空間が狭小容積で密閉状態…かと。
    ⇒ 具体的な改善指導基準を策定。必要投資を補助。
     クリアすれば、フリー営業に…
      ・改善例:閉店中…空間散布消毒を行う。
           従業員…まめにPCR検査を受け、常時マスク装着
               適切な消毒方法を再教育
           開店中…入店客の検温等
               室内に外気との空気の流れを確保
               窓やドアを開放
               強力換気装置をフル稼働(換気能力)
               オゾン発生器のフル稼働
           設備……排気口内の空気消毒(紫外線灯)
           店内……客席を半減等の設備改善
               相互飛沫曝露防止装置の設置
               エタノール消毒液を常備 …等々。

  税金で減収補償するなら、砂漠に水を撒くような損失の穴埋め的な使い方よりも今後に有効な使い方かと…?
   
(4)Go To ・・・で、誰彼なく全国津々浦まで徘徊すべし!…だって?
  ・健常者だけではなく、無症状感染者も、陽性者も、皆揃ってGo Go Go…
   感染者は、各地でウィルスを撒き散らそう…! 分かりっこないから…
   補助金出すよ、安上がりだよ!と大きな掛け声が聞こえてくる…
   人が動けば金が動き、物が動き、経済が躍動し、経営者が儲かる…
   さぁ 出かけよう! 食べて飲んで騒ごうよ…

   コロナ撲滅への対策ナシ…だったので、予定通り?に、全国でコロナ禍が渦巻いた。
   これも想定内といえば想定内…か?
   簡単に感染するひ弱な肉体が悪い。 ダウンし、命を落とす弱体な身体が悪い。
   生物進化論的に考えれば、自然淘汰の流れに沿っている…って?
   新規感染者の約6割は無症状感染者からの感染だとの研究報告もあったでしょ?

   どこかが狂っていませんか?
   分かりやすく翻訳すれば、無症状感染者に全国にウィルスを撒き散らすように金銭を支払って委託した、というコト。

   間違いは…
   無症状感染者を除外することなく、奨励金付きで自由に徘徊させたコト…


その三:『主語を間違えている!
新型コロナの猛威を恐れ警戒して、社会全体が過剰に委縮しています。
信頼に足る明確な指針が提示されることもなく、新型ウィルスの脅威にただ恐れおののいて社会全体が委縮してしまっている…
そんな現状に対応すべき各界の指導者は対応すべき主語を取り違えていませんか?

経済の底知れない沈降に、専門家?諸兄の提言を受けて、政治家(屋)諸氏は、(感染が広がり、死者が増加しても)経済振興最優先だ!とばかりに「Go To ●●」を奨励した。 これぞ切り札! これそ妙案!…と。
旅行業界に活を! 観光業界に活を! 宿泊業界に活を! 飲食業界に活を!
旅行に出かければ補助金を出します。割安に旅行できます。
耳に響く心地よいメロディーに、ヒトは動き、経済が動く…

新型コロナ感染者であろうと非感染者であろうと誰でもOK…
無症状であろうと感染者なら第三者に感染させ得る。
そんなコロナ蔓延ハイリスクな状態が全国津々浦々に拡散していった。
でもそんなことよりも景気浮揚が最重要…
主語は『経済』…

何か、どこかちょっとヘン?…じゃぁない?
「コロナ退治」はどこに消えた…?

その結果、大きな第三波が発生した。
流行性感染者を、制限なく自由に徘徊させれば、当然、病魔が蔓延する。
分かり切った論理である。
それでも「経済」を主語に置きたい裏事情でもあるのだろう…
さすが専門家サン、さすが政治家サン…
悲惨な結果を知って、ただ涙する非力な吾ら庶民たち…


その四:『緊急事態宣言発令』は事態悪化前に発すべき警告…
2020年末頃には感染状況の悪化、医療体制の崩壊懸念…等々で状況が逼迫する事態に追い込まれてもなお政府は緊急事態宣言の発令を躊躇し続けていた。
なぜだ…?
国民の健康環境を損ねても、国民に我慢を強いらせる裏事情とは…?
感染ウィルスを封じ込めるには、現況から半月先の状況を先読みするのが必須かと…
なのに、なぜだ…?

一年延期された東京オリンピックが迫っている。
国民生活の維持が優先か、一大イベントの遂行が優先か…
コロナ対策は遅れるほどに受けるダメージが深くなるが…

2021年1月、成人式も過ぎた頃、人口集中都府県に”限定”して2度目の緊急事態宣言が発令された。
今回も状況の悪化傾向を見定めてから…となった。
ウィルス相手には遅過ぎるタイミング…
規制内容も初回よりも緩やかだ。

流行性疾病の警告は、現状放置なら収拾がつかなくなるよと予告警告することに意味があり、放置したままで今大変だよと知らせるコトにはあまり価値がない。

流行り病のコントロールは、未来の状態の早期察知に基づく早期行動が鉄則…
日々届く数字は過去の実態だ。
ぜぇ~んぜん理解されていないご様子…
これからも委ねていてもホントに大丈夫…?

さて、その効果のほどは如何に…?


その五:『狙いは新型コロナウィルスだ!』
社会の平穏、公衆衛生の維持…が政治の使命でしょ?
それを搔き乱す出来事が起これば、その要因を探し出して無害化へ誘導するのが政治…
国民、庶民の日々の平穏な日常を維持発展させるのが政治…
でしょ?

早急に、コロナ終息への効果的な施策を講じなさい。

現在までの施策は、経済団体・組織…への救済策一辺倒…
困窮度には無関係に、各種一時支給金をばらまいたり…

これで、新型コロナの猛威が治まるとでも…?
コロナ騒ぎが収束傾向を示さない限り、これらの資金は砂漠に打ち水するようなもの…
そんなムダ金をどこから捻り出せるのやら…

お偉方がやる施策はどうもピンボケ過ぎるように映るのだが…
コロナ猛威が拡大し続けるのは、予防策の効果が見られないから…
新型コロナウィルス撲滅策って何かありましたっけ…?
どんな施策がどの程度効果的でしたっけ?
※ 日本のやり方の評価は、世界98ヵ国・地域中45位だったって…  ―既報(こちら)―


その六:『先手必勝!』
感染性ウィルスからの適正な予防策を講じるには、少なくとも半カ月先、1カ月先の状況を予測し、その対策を即時実施することが肝要…
ウィルスの存在~感染~潜伏~発症~検査~確認・隔離……の時間も考えて…
                ↘二次感染~潜伏~発症~検査~確認・隔離…
                           ↘三次感染…
実施に躊躇は厳禁!
一時の躊躇は、ウィルスのネズミ算式増殖には十分過ぎる時間…

現実も、もう… 待ったナシ!の状況か…
このままでは、日本経済も、庶民の日常も、以前のように維持でなくなりそう…
流行性新型コロナをコントロール下に置き、収束に向かわせるための”妙案”(後述)を捻ってみました。
コロナに対して直球勝負です。
皆さんの、建設的なご提案は如何に…?


その七:妙案!『仮設専用病棟を全国に設置!』
中国武漢市では、感染症対策の専用仮設病棟をわずか一週間で設置し、全国から医療団を呼び集めて運営開始させた。
我がニッポンでもできるハズ…

医療崩壊の悲痛な叫び声が聞こえている…

足りない、足りないは 工夫が足りない」は、戦中戦後の物資欠乏期に国民をなだめるたに国中で唱えられた魔法のお呪い…
今のコロナ禍の混乱でも通用しそう…

先進国ニッポンの平均的知力はまだまだ健在のハズ…
知力の効率的な再結集の機運が整っていないだけ…
全国医療機関で潜む人的余力を呼び起こし、効率的に再結集すれば忽ち懸念払しょくできよう…
号令し、牽引すべきリーダー、アイディアマンが存在しないだけ…

なにゆえに、医療現場がこれほどまでに追い詰めらえたのか…
コロナ禍前には、種々の病態と感染者数に見合った各種規模の医療施設が設立され、バランスが保たれていた。
ところが2020年の一年間に、新規未確認ウィルス感染症患者が突然約30万人も現れた。
どんな分野だってそれほどの大人数が押し寄せれば一瞬で機能マヒに陥るのは必定…
(無策…)
一年前までは無かったのに昨年一年間に突然年間30万人もの新型流行病が発生した。
だから、専門病棟やスタッフ・医療施設が完全に不足することは、簡単な算数なので誰でも理解できるハズ…
それなのは、何も手を打たないのは監督部署の重大な落ち度…
むりやり強引に既存施設に押し込めて医療現場に対応させようとする役所が悪い…
医療崩壊は人災か…
感染性の陽性患者…です。 即刻隔離以外に手段はなし…
感染者の自宅療養・待機なんてナンセンス! 言語道断の安易な回避だ…!
これも医療崩壊が叫ばれる所以…だ。


見るに見かねて私案を練ってみた。今からでも何とか間に合いそうな可能案を…

妙案!?)
先ずは新規の仮設専用病棟を全国に充足させるべし! 待ったナシで早急に… でも逼迫地域が最優先…
全棟、減圧の病棟です。入口出口は一方通行。前室・後室併設。排気消毒設備アリ。各所完全シールド態勢で。
仮設病棟:規模は、ざっと見積もって、現在の把握患者総数(約6.5万人、重傷者約1000人弱)の2~3割規模の増床で病床数逼迫の現状を打破できるだろうか…?
ならば、緊急増設病床数は約1.5万床が目標だが…
 47都道府県に均等に割り振ればそれぞれ約300床…
 各都道府県では地理的にも数ヵ所の開設が必要だろうから、一か所では…?
それまでの時間つなぎに、自衛隊の野戦病院設備の転用も緊急対応の一案かと…
スタッフ人材調整新センターを各都道府県に設置。医師、看護師等の医療団は、全国から施設規模に応じた一定割合(5~10%)の人員の派遣を期間限定で依頼し、ローテーション制度で任務に当たっていただく。
短期間の少人員提供なら既存病院の負担も許容できるかと…

※降って湧いたような多数の新規感染者を収容するには新たな専用施設の設置が必須…!
 突然出現した年間30万、40万という想定外の流行性新疾患の新規患者を、既存施設に押し付けるコト自体が無理…
 常時数万床の余裕なんて既存病院にはあり得ません。 追加増設は不可避…
 ホテルの借り上げなんて浅はかな逃げの一手…では?

 これには国の主導が不可欠です。
 医療崩壊問題は、受け皿を準備せずに全てを既存現場に委ねようとするお役人サンや政治家サンが悪い!
 感染者数を増やしてでも、経済重視に動いた政治家サンが悪い!
 流行性ウィルスへの処し方を知らないままに判断を下した面々が悪い!
 国民の血税をコロナ対策に回すなら、各種損失補償施策などよりも、簡易医療施設増設投資のほうがはるかに前向きな使途…と、Don't you think so?


その八:妙案!『全国民にPCR検査を義務化』
目的は、感染陽性者の早期発見に尽きる。
妙案
全国民と国内滞在外国人を対象に、年に3~4回程度無償の定期的PCR検査を義務付ける。
非感染なら次回検査は約3ヶ月後を目安に再検査…
入国者全員にも検査を義務化する。
国は、約3000万件/月の検査体制を完成させる。1億人/3ヶ月の検査のペースである。
100万件/日、2万件/47都道府県、のペースになる。
検査検体数、検査センター数は人口比に応じて増減しながら…

そして、陰性確認者と免疫獲得者には通行手形(後述)を交付し、全国的な行動を容認する。 社会は落ち着くし、手形を見た人たちの安心感もひとしおだろう…
陰性該当者は国民全体の99.9%以上…なので、社会がコロナ以前の状態に戻るのは必然なり。

このシステムで今後もコロナの発生動向を早期に把握できそう…
税金の使い方も、休業補償の発想よりもコロナ対策にははるかに有効でしょう…

吉報!)
2021年1月中旬、広島市が中心部4区の住民屋久60万人と従業員約10~20万人の希望者を対象に、感染の有無を知るPCR検査を無料で実施する、と発表。
無症状の感染者を早期に発見し、感染拡大を未然に防ぐのが狙い…と。

我が意を得たり!!だ。 本来は国主導で全国規模で実施すべきだが…
この無償検査が定期的に実施されれば文句ナシ…!
(その後)
あっちからも、こっちからも、
各界の利害が絡む何本もの横やりが入り、
抗し切れずに『断念』に至ったそうだ…


その九:妙案!『令和通行手形携行の義務化』
(問題)
無症状感染者も、軽度発症初期感染者も、無感染健常者と同等に全国津々浦々を自由往来できる現状が尋常ではない。                ⇦ 大失態…?
感染者が動けばそれだけコロナが蔓延する。        ⇦ 主たる原因
密集=悪(=発生源) ではなく、陽性影武者からの感染拡大を恐れているだけ…

故に、コロナ防疫対策なしの「Go To ナントカ」は特定経済界へのサポート策に過ぎず、国民には最悪施策である。
感染者と健常者を早期に識別し、感染者の行動を規制すべき…が大原則かと。
圧倒的割合の陰性者のみが自由行動すれば、ほぼ以前の日常が戻ってくるだろう。

妙案
全国民と居住外国人を対象に、大規模のPCR定期検査を実施する。(前述)
陰性者には非感染確認証通行手形を発行し、移動時には携行を義務化する。
手形は、行動日の前日までに発行して…
有効期間は3ヶ月程度か…


その十:妙案!『消毒・換気のコツ』、『マスクの正しい使い方』を周知…!
1.消毒法
 1)空間燻蒸
  (1)散布消毒
    ① オゾン燻蒸……時間効果の面から好ましい。
       高濃度ではより短時間で、低濃度でも数時間~半日程度で不活化する。
    ② 次亜塩素酸……効果が弱く、推奨しかねる。
            半日~一日程度の空間密閉待機が求められる。
    ③ エタノール……即効性があるが、気化エタノールの引火性が高く要注意。
  (2)循環消毒
    ① 空気清浄機……オゾン発生機能と過湿機能がある空気清浄機をフル稼働。
  (3)紫外線照射
     不活化効果が高いが、皮膚、眼等への障害に要注意。死角エリアには適す。
 2)手指消毒 ………手のひら、手の甲、手首、指先までしっかりと消毒を!
   ① エタノール(≧70%)……即効性あり。速乾性も高く、使いやすい。推奨。
   ② 各種ジェルタイプ…………使用感で劣る。エタノール以外は即効性が弱い。
   ③ 石鹸…………………………効果に定評あり。
 3)平面払拭消毒
  (ダメ!
     消毒作業のつもりで、テーブル、椅子、ドアのノブ、床、手すり、調度品表面等々をゴシゴシ…とこすっているでしょ?
    それって、コロナ相手にはあまり役立っていないンだけど、ご存知でしたか?
    専門家の方でも無意識の方が多いンです。
   (推奨
    ▲払拭方向は一方通行!、同一方向!…で。必ず一定方向を厳守
     往復運動は不可。
     ほとんどの方が左右にゴシゴシ…と拭いているが、コロナには不適切。
   (理由
     汚染物質は雑巾等の進行面先端に一列状に付着しており、進行方向を逆にすると、汚染付着物列の一部が剥がれて清掃面に付着して広がる。
     この往復運動を繰り返すと、点状の汚染源が面上に広がる。
     故に、払拭時には①片道方向の繰り返しか、
             ②雑巾の先端部を払拭面に触れないように徐々にずらすか、
             ③雑巾を折り返して他の新たな払拭面を使用する。

  このような方法で消毒作業を実行している方ってほぼ皆無かと…
  なので、日頃から消毒不完全を前提とし、どこででも接触感染リスクが存在する、とわきまえておくコトが肝要。
 「消毒しています!」は”したつもり”だけの自己満足…「”不完全”と承知しておくべし!」です。
  ウィルスは、種々の金属板、プラスチック板、紙の表面で数日間も感染力を保っているンです(上述)。

2.換気
国のガイドライン推奨の換気方法(「30分間隔で窓を全開」の間欠開閉方式)よりも効果的との報告をもとにまとめた。
  A. 外気との総入れ替え
   a. 排気設備をフル稼働。なるべく短時間(10~15分程度? 種々報告)で外気と入れ替える。
   b. 大型建物では、出入り口を常時開放と、換気設備のフル稼働。空気の流れを保つ。
  B. 外気との気流発生 ………一定方向への気流の発生がポイント 
   a. 対面する2か所以上の窓・ドアの開放。
     (条件)136㎡、35名在室の講義室で、前方窓5cm開放、後方ドア10~50cm 開放。
       (効果)空気入れ替えに要した時間:18~23分。窓とドア全開では約20分。―弘前大―
   b. 上下階の窓の開放
   c. 換気扇のフル稼働
   d. これらの組み合わせ

3.マスク使用法  ………(一部上述)
  TV画面でも、ダメ!マスク姿で情報発信しているお歴々方の多いこと…
  例外はこーいっけサン。いつもピッタリマスクをきちんと装着されて登場する。
 1)ハイリスクな”それダメッ!”例                ⇦ 大切…!
   各界の重鎮、専門家、保健所・検疫職員、医療従事者…等々さえもアウト例あり。
   街中でも、紳士淑女、ヤングママ、先生生徒、調理師…等々がダメッ…
   印象的にはほぼ半数がダメ!タイプ…
   コロナ蔓延の一因になっているハズ…
   顔サイズに合わないマスク使用も一因かも…
   感染リスクが上昇するダメタイプを分類してみた。 ご自身に当てはまるタイプは?
  ① 顎ちょい掛け型
    顎だけを覆い、口や鼻は丸出し…
    マスク使用の意図不明。外見的には無精者…の印象で極めてダサい。
  ② 口隠し型
    口だけを覆い、鼻部分が丸見え状態…
    人格的には、外見だけでも恰好を付けたがる見様見真似タイプか…
    通常、呼吸の大半は鼻部呼吸で、機能面的にはほぼ無意味なマスク着用例。
  ③ 鼻穴隠し型
    鼻頭(鼻尖)ちょい乗せ型。
    口と鼻頭を軽く覆うだけで、肌との密着性ほぼゼロ…
    以前、呼吸量の約半分弱は肌との隙間から…とのニュースも流れた。
  ④ 表裏無頓着型
    表と裏を逆のままでマスクを着用のタイプ。
    構造面からも、リバーシブルなマスクってあり得ないかと…
  ⑤ 寸足らず・ブカブカ型
    顔サイズに比してミニ過ぎたり、ブカブカでずれたり…で、ガードできていない。
    ミニは太めのオジサン、ブカブカは子供や小顔ヤングに多い…かな?
  ⑥ 低コスト重視型
    花粉除けならOKの廉価マスク。ウィルス防御は期待できない。
    マスクは、捕捉可能サイズが小さいほど高性能、高価格…

 2)推奨使用法
  ◆ 目的重視型                        ⇦ 大切…!
    顎~口~鼻尖(鼻頭)~鼻背(鼻筋)~鼻根(眉間部)までをすっぽりとマスクで覆い、鼻筋や頬等の顔肌とマスクの間に隙間が生じないように密着使用する。
    マスクは、使用目的に沿った性能のマスクを着用する。
    花粉や製材・石材等の加工時の粉塵サイズは大きく、ウィルスは極小サイズだ。

留意
  マスクは、流行性ウィルスに対して、感染予防具ではなく、拡散防止具でもない。
  マスクは、流行性ウィルスに対して、感染リスク低減具であり、感染拡散低減具である。
  マスクは、ウィルス感染を阻止できないが、感染リスクの低減効果はある。


 さぁ~て 皆さん… 


日常的に流行性新型コロナと接し得る多くの一般庶民の常識的な意識の向上が現実となって行動に反映されれば、あれほど猛威を振るったコロナの勢いも衰退の一途をたどることでしょう…
これで国民も、経済界も、以前のような日常を取り戻せるでしょう。
治療薬としての特効薬の出現までにはまだまだ時間が必要のようですが、近々予定されるワクチン接種は、強力な援軍と期待されます。
期待される目安の集団免疫獲得までの道のりはまだまだ先のようですが…


追記2021.01.29.】 (豪州ローウィー研究所)
日本のコロナ対応策への評価は、上位の合格ラインに届かず、中位…との評価だった。
国別コロナ対応効果度ランキング
対象国:98ヵ国・地域
調査法:各国・地域で100例目確認から36週間を対象。非公開データが多い中国は除外。
数値化:公表データを基に、感染者数、死者数、人口100万人当たりの感染者数・死者数・検査陽性率等を数値化。
ランキング(トップ10):①ニュージーランド、②ベトナム、③台湾、④タイ、⑤キプロス、⑥ルワンダ、⑦アイスランド、⑧オーストラリア、⑨ラトビア、⑩スリランカ…
   その他、日本45、英国66、インド86、米国94、ブラジル98(最下位)。
結論:経済発展度や政治体制相違の影響度は小。
    危機対応への効果度は指導者への市民の信頼度、指導者の適切な国家運営力が重要。
    人口が少なく、社会に結束力があり、有能な制度を持つ国が比較的有利だ、と分析。
    人口1000万人以下の国では2020年の大半の期間を、大規模な国よりも、健康上の緊急事態に機敏に対応した、と分析。


妙案ーまとめ―
◆現状再認識:   (20201年1月中旬 現在)
  累計:陽性者数≒30数万人。退院・療養者数≒25万人。死亡者数≒1000人弱。
     死亡率≒0.3%
  現在:陽性者数≒  6.5万人。
  人口に占める割合:累計≒0.25%。 現在患者数≒0.05%

A) 定期的全員PCR検査制度を導入。
B) 非感染通行手形の携行を義務化。国内広域移動の事前許可制を導入。陽性者の行動制限。
C) 感染者用簡易病棟を全国に緊急新設。各医療機関から一定割合の従事者派遣を義務化。
D) 定期検査一巡後に、大多数の日常活動制限を撤廃。種々の制約、支援金制度を廃止。
E) 再教育を! 好ましい消毒法の周知徹底。
F) 再教育を! 正しいマスク着用を周知徹底。
G) 異論者には更に優れた対案の提示を求め、改善への行動を促す。
H) 基本的スタンス、心得:予兆を極力早期に察知し、決断は迅速に! 
 コロナ禍への対応策は、第一に「コロナ撲滅」、「公衆衛生確保」であり、「経済」、「国民生活」等は二番手以降の課題である。


心得
※ 基本:対策を迷ったら、リスクが小さい方を選択しましょう。

<個人レベル>
イ.マスク:種類はいろいろあれど、ガードは大粒飛沫程度… 無いよりはマシと心得よ。
      正しい装着を怠るな。
ロ.フェースガード:本人の大粒飛沫を捕捉する程度。恰好付けだけ…と心得よ。
ハ.有効消毒・浄化法:エタノール、オゾン、持続換気。 他は気休め程度と心得よ。
      空気清浄機のフィルター清掃を怠るな。

<公衆レベル>
ニ.有効消毒・浄化法:エタノール、オゾン、持続換気。 他は気休め程度と心得よ。
        好ましい消毒法を積極的に啓蒙。
   閉鎖空間:換気設備の改善、閉鎖空間消毒徹底を促す。換気速度は短時間ほど良。
        空気清浄機のフィルター清掃を。
ホ.新型コロナ:変幻自在の変異が得意。
        3時間以上空中浮遊すれど、オゾン散布や紫外線でほぼ即死。
        全員対象の定期的PCR検査を実施。
ヘ.受入れ態勢:仮設病棟増設。 スタッフ供出仕組みを構築。
ト.行動制限 :陰性者と回復者への通行手形交付・携行義務化。周囲も安心。
        広域交通網を一時停止。……鉄道、航空、長距離バス等


蛇足ながら…
昨年のコロナ騒動で、マスクや消毒用エタノールが薬局等の店頭から忽然と姿を消したあの時期でも、常時ストックの予備品を久し振りに放出して、我が家では全く影響なし。
直感的にハイリスクな場に遭遇した場合に備えて、N-95マスクも常時携行している。
これらのマスク、使用後はエタノール蒸気充満の密封ポリ袋で消毒保管し、再使用。繊維構造にダメージなし。
現在、コロナ蔓延自衛対策で、仕舞い込んでいたプラズマクラスター機能付き空気清浄機を3室でフル稼働中…
密閉空間滞在は極力敬遠。閉鎖空間では、換気の有無と換気能力で滞在時間を判断。


★ これらの内容を手掛かりに、さらに良き提案が提起され、検討され、新型コロナ壊滅への近道となれば…と。
  最低限、マスクは正しく使いたいですね。

※ 既報一覧の目次ページはこちらです。


★ まとめ方が拙い点は失礼。本意をお汲み取り願えれば深謝。
★ 状況は刻々と変化します。 上記内容を手掛かりに最新情報のご確認を…
 そして、コロナ禍が収束するまでは、科学的、論理的に、より正当な新型コロナウィルス感染予防対策に努めましょう。
★ 本記事は、文体、文調、表現、構成…等々に、一部未校了を残す。
★しばらくは、状況により投稿後の加筆・修正がありえます。

2020/09/05

新型コロナウィルスと向き合えば… ③どれだけ知ってる? 新型コロナウィルスのコトを…



新型コロナウィルスに関わる話題を、目に触れた範囲で信頼性が高そうな情報をメモり、現況を整理してみた。

予定は全部で三回。

三回シリーズで取り上げる話題を記します。

    ① 世間の動き ……………(こちら

    ② 防護具マスク ……………(こちら

    ③ 新型コロナウィルス ……(このページ


 三回目の今回は、話題を「新型コロナウィルス」に絞ってみた。




<新型コロナウィルスのコト、どれだけ知ってる?>


新型コロナウィルス:発生時期と変異拡散時期 08.05.新聞報道 国立感染症研究所

新型コロナウィルスの特徴も遺伝子分析から明らかになってきた。

 ・2020.01.03.……中国湖北省武漢市由来ウィルスで、直接流入か。

 ・2020.03.05.……第一波。欧州由来ウィルスか。

                                   飲食店等でクラスター発生→家庭内感染→病院、高齢者施設等へ拡散。

 ・2020.06.~? ……第二波。欧州由来ウィルスの一部変異株を確認。第一波から倍増。

            東京歓楽街(新宿等)を起点に他都市部へ、沖縄へ、全国へと拡散。

                                     飲食店等でクラスター発生→家庭内感染→病院、高齢者施設等へ拡散。

一般的に、ウィルスは変異しやすい特徴がある。今回も既に変異が確認された。今後もその可能性がある。


ウィルスの寿命  3/19 報道記事より抜粋改)
新型コロナウィルスの寿命(感染能力)が明らかになってきた。
18
日までに米国立衛生研究所(NIH)等の研究チームが発表したところによれば…
一般的に、ウィルスは宿主細胞から離れると活動を維持できなくなるが、新型コロナウィルスが培養用の細胞から離れて「エアロゾル」という飛沫よりも小さなサイズの微粒子状態で空気中に漂っているときには最大3時間後でも感染能力を保持していた。

空気中……………………… 3時間以上      ← 重要!

プラスチック板上………72時間以内

ステンレス上……………48時間以上

板上…………………… 4時間以内

段ボール上………………24時間以内

   これらの場所では数時間~数日間は新型コロナが感染能力を保持しており、空気感染、接触感染への注意が必要。消毒作用時にも留意を。

  ※ 飛沫中や水中での情報が未解明。

微細飛沫はマスクやフェースガードから漏れて空中に拡散し、大きな飛沫は地表に落下、一部は埃等に付着し、乾燥して縮小し、一部は空中に舞い上がる。このような飛沫中での感染能力持続時間が不明。

 

ウィルスの微細さ   3/19 報道記事より抜粋改)

   花粉 30μm、   ヒトの細胞 10.0μm、     飛沫 ≧5~3μm、

        結核菌 3μm、    PM2. <.5μm        細菌 約1μm、

       ウィルス  .02~0.1μm             ← 注目!          (1mm = 1000μm)

   ウィルス単独のサイズは極めて小さく、きめが粗い布マスクはほぼ素通りするサイズ。 飛沫は花粉の1/10以下、ウィルスは花粉の1/1000…

    空中浮遊ウィルスは飛沫や埃等に付着して浮遊するので、これらの粒子の捕捉率がキーポイント。 飛沫は、時間の経過につれて乾燥し、サイズが縮小し、微小粒子の捕捉率がさらに重要に… だが、微小粒子ほどマスクでの粒子捕捉率は低下する。

   市販マスクに高機能マスクはなく、マスクへの過信は禁物! 気休め程度…と思いたい。

 

 

症状に性差?>      8/31 夕刊記事 米エール大岩崎明子教授ら:8/26付ネイチャー誌)

新型コロナウィルスに感染すると、重症化リスクは男性の方が高い…そうだ。

これまでに、約1700万人の分析結果から男性の方が新型コロナウィルスによる死亡リスクが高いとする報告があったことを受けて、免疫反応の違いによる可能性について感染初期の患者約90人を対象に検討。

炎症を引き起こす細胞由来の蛋白質の一種サイトカインが男性に多く、重症化しやすい傾向が見られた。

一方、女性はウィルスに対抗する抗体産生に関ったり感染した細胞を攻撃する免疫細胞「T細胞」が多く、ウィルスへの抵抗力が強いことが示された。

男性では、T細胞が強く反応する人ほど重症化しにくく、若くて痩せているほどT細胞が反応しやすかった。

女性では、この様な特徴は見られなかった。

 

 

不活化

新型コロナウィルスの消毒・除菌方法は、政府の特設ページ(*)をご一読願いたい。

 * 「新型コロナウィウスの総毒・除菌方法について(厚労省、経産省、消費者庁特設ページ↓)」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/syoudoku_00001.html

エタノール

  殺菌効果が強く確実性が高いことで知られる。引火性に注意。

  ・日本薬局方 消毒用エタノール:医療機関で汎用される純度約80%の含水性エタノール。

  ・業務用 無水エタール:飲用不可のエタノールで、少量の高沸点アルコール数種類を含む。

 

消毒剤5/23 報道記事より抜粋改
経産省は22日、台所用洗剤に含まれる洗浄成分「界面活性剤」の内の5種類が有効だったと発表した。

     5種類の成分……「直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム」、「アルキルグリコシド」、アルキルアミンオキシド」等。

 一定の濃度でウィルスの数を99.99%以上減少させる等の効果を確認。

 (実験方法)有効成分を含む洗剤2.5~5gを水500mlに薄めて布に染み込ませ、テーブルを拭く、という使い方を想定。

     ・対象外…手指の消毒。

             目に入ったり吸い込む恐れのあるスプレー噴霧。

   次亜塩素酸水は、消毒対象物表面を十分湿らせた後、20秒間以上の待機時間が必要。

    注:不安定で酸性の「次亜塩素酸水」と、アルカリ性の「次亜塩素酸ナトリウム」とは同一ではない。

   エタノール蒸気でほぼ即死するが、5種類の界面活性剤もほぼ死滅させられる、という。だが、設定条件下では…という点が一般ユーザーに周知徹底できるかが問題かも…

    留意すべきは、一定方向に拭く等の拭き方がポイント。

エタノール並みの即効性は期待しない方が賢明かも…

    消毒用ジェルを購入の際は、これらの界面活性剤の有無・種類の確認が必要。

 

オゾン8/27夕刊 報道記事より

  ―藤田医大―

   従来より知られているインフルエンザウィルスや緑膿菌等の感染力抑制効果があり、救急車でも使われていて人体に影響がないとされる「低濃度オゾン」が、新型コロナウィルスの感染力を低下させる、と発表。

   高濃度オゾンのウィルス抑制効果は既に確認されている。

   実験は、オゾンで満たされたアクリル製の箱の中に、ウィルスが付着したステンレス製板を設置し、国内の工場等で適用される作業環境基準を満たすオゾン濃度0.ppm湿度約80%の条件下で実施された。

結果は、感染力のあるウィルスが10時間で4.6%まで減少。

   米国食品衛生局基準0.05%のオゾン濃度では、20時間で5.7%まで減少した。


  ※低濃度オゾンが有効なら、空間散布消毒時の簡便で有力な手段になりそう…

         でも、即死はムリそうなので、空間消毒散布後一昼夜は近寄るべからず…かな。

 

 

新型コロナウィルス感染有無検査

厚労省HP:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00132.html

現在、感染症法い基づく医師の届け出により、疑似症患者を把握し、医師が診断上必要と認める場合にPCR検査を実施し、患者を把握している、のが政府の姿勢。

このPCR検査に医療保険を適用することになった(3/6~)。これにより、保健所を経由することなく医療機関が直接民間検査機関等での実施も可能となった。

だが、個人的希望による検査費用は自己負担となるので、網羅的に検査網を拡大しての無症状感染者の早期発見には至らない。

 

検査用検体は鼻咽腔むぐい腋に限られていたが、症状発症9日以内なら鼻咽腔ぬぐい腋と唾液のPCR検査も可能となり(6/2)、無症状者にも唾液検査を活用できることになった(7/17~)。

 

  ※ここでキーポイントとなるのが対象者からの検体採取技術レベルであろうか。

   検体採取技術や知識が未熟なら、検体採取が拙くて陰性と誤判定の可能性もあるので…

   「再陽性」を信用する前に、「陰性化」検体採取技量に問題はなかったか…

   溢れる情報は、常に検体採取は問題ナシとの前提のようだが…

 

 

新型コロナウィルスの法的位置づけ・初期対応を見直しか…?

新型で詳細不明の感染症が突然発生したような状況だったために、期限付きの「指定感染症」として、5段階ある危険度で死亡率が高い場合の「1類相当」に次ぐ「2類相当」の「指定感染症」として対応することとなった。

「2類相当の指定感染症」は入院勧告や就業制限ができる。

このクラスは、MERS(中東呼吸器症候群)やSARS(重症急性呼吸器症候群)と同等。

インフルエンザは「5類相当」。

この分類に従った結果、医療従事者への過大な負荷が問題化される状況となり、今後の対応は政令見直しも視野に検討中のようだ。


初期症状が似ているインフルエンザの流行期の冬には現在の初期対応体制では対応困難の恐れありと、インフルエンザとの同時流行に備えて、厚労省は、新型コロナウィルス様の発熱症状のある患者の相談窓口を、相談は「帰国者・接触者相談センター」、診療は「帰国者・接触者外来」や地域の検査センターのルートを見直して、近くのかかりつけ医に電話相談・対応医療機関紹介も可能とする方向で検討中とか…

 

 

死亡率、特効薬、ワクチン

致死率

他のウィルス疾患の死亡率との比較是非等について、多くのDr達が意見や解説を述べているので、ご自身でご一読を…

  ※ 2020.9/21 クルーズ船を含めた国内の累積感染者数:80184人、 死者1527人、 死亡率1.90%

                                        世界全体:3108万4007人、 96万1066人、 3.09%

 

特効薬

治療薬は、数種の既存薬の適応外処方が試行されているようだが、いわゆる特効薬出現のニュースはまだ知らない。


ワクチン

候補薬数種が欧米や日本で現在Phase Ⅲ(第三相比較臨床試験)の最終段階にあり、順調なら、年内にも実用化か…との強い期待感もあるようだ。

WHOは、世界で臨床治験段階にあるワクシン候補は34種類あると発表している。

 

欧米を含めて、開発中のワクチン確保に日本政府も動いている。

2021年前半中に国民全員分を確保し、ワクチン接種費用を無料化する方向で…

追記:2020.09/10.】 ―深刻な副作用の疑い例発生で治験中断―      (各種報道より)

世界で最も開発が進んでいるワクチンの一つとされるアストラゼネカ社(英)のワクチンの臨床試験段階で、因果関係はまだ不明だが、英国でワクチン接種後に被験者が神経障害の一種「横断性脊髄炎」と診断され、全世界での臨床試験を一時的に停止したと発表。

通常の手続き同様に、独立した委員会で安全性を検証予定。

7月発表の治験中間成績では、主な副作用は、痛み、頭痛、発熱、悪寒等だった。

現在、米、英、ブラジル、南アフリカで治験中で、日本でも8月から約250人を対象とした初期段階臨床治験を開始したばかりだった。

追記2020.09.12. TV速報】アストラゼネカ社は、独立機関で安全性を検討中だった開発中ワクチンについて、中断中の臨床試験を再開すると発表。


追記:2020.09/23】富士フィルム富山化学は、新型インフルエンザ治療薬「アビガン」について、10月にも新型コロナウィウス感染症の治療薬として製造承認申請すると発表。一定の効果が得られたという。

 追記:2021.01.28.】 ワクチン接種の進捗率で、日本は完全に出遅れている!

WHOによれば、1月18日時点で世界のワクチン接種が実施されはじめた国は50ヵ国。40ヵ国は高所得国で、接種済み4000万回の95%は10ヵ国に集中…だそうだ。 日本は蚊帳の外…

世界のワクチン接種率は約0.8%。(英オックスフォード大など)

<世界の新型コロナウィルスワクチン接種状況>

                国       人口比     接種回数

              -------------------------------------------------------

               イスラエル    32%     273万回

               UAE      25%     243万回

               英国       10%     685万回

               米国        6%    1990万回

               中国        1%    1500万回

(英オックスフォード大など)


追記2021.01.27.

回復後の後遺症

武漢市の新型コロナウィルス感染患者の退院後の様子を調査した。

発症から半年前後をめどに、医師による面接や検査で後遺症の有無を調査。

対象は、昨年5月までに退院した47~65才の1733人。

その結果、回答者の76%が何らかの後遺症を抱えていた。

多い順に、「倦怠感や筋力低下」63%、「不眠」26%、以下、20%以上は脱毛だけで、約10%は臭覚異常、その他10%未満で動悸、関節痛、食欲不振、味覚障害…と続いた。ほかに不安、気分の落ち込みも。また、入院中の症状が重かったら肺機能低下が続きやすく、肺画像診断での異常発見割合が多い、という。

(中国医学科学院など)

追記2021.01.28.欧米56ヵ国感染者4000人弱の対象調査では、歩行困難、幻覚、倦怠感、認知機能障害、不眠、めまい…等の後遺症と、2/3以上で半年以上も何らかの症状を抱える。




ワクチンや治療薬が開発され、治療法が確立されれば、新型コロナウィルスも罹患者が減るだろうし、通常の肺炎並みの感覚で理解されるようになるだろうか。

 

そんな時期がやってくる日が

早からんことを願いつつ…

 

 

これまでに、社会情勢、防護具のマスク、ウィルスを主テーマに3報に分けて長文で新型コロナウィルスの話題に触れてきた。

強いて要約するなら、次の諸点になろうか…

*新型コロナウィルスは、3時間以上も感染力を保持しながら空中を浮遊する。

  感染リスクは、接触感染よりも空気感染がハイリスクか…

*「三密」は、空気感染の可能性がある限り、閉鎖空間では説得性に欠ける…

  空気感染ならば、感染回避策の三密回避、滞在時間制限等は説得性が弱い。

  換気不完全な密閉空間に出向く場合には、「感染があり得る」の覚悟でどうぞ…だ。

  密閉空間では、常時強制換気が大原則。低感染リスクは外気流入の風上側。

*経済、社会基盤機能重視には、「陰性証明書」携行の義務化が必須か…

  未知感染症防止対策には、迅速、広範囲の検査態勢の確立が鉄則。

*頼みの防護具は一般的なマスクだが、製造指針がなく、市販品は性能的には様々か…

 〖市販マスク〛機能的には不完全で、吐息で漏れ出すし、吸気で吸い込む。

   感染リスクの低減、拡散リスクの低減具であり、感染防止具ではない。

   データ的には、感染防止を期待できそうなのはN-95マスクだけ…

   感染防止機能は全く不十分。 拡散防止機能も不十分。 ないよりマシと思うべし。

   浮遊エアロゾルウィルスへのフィルター機能はほぼゼロと心得るべし。

 〖フェースガード〛目視的好感度は大だが、効果は大粒飛沫の直接暴露防止だけ… 

   実用性はゼロと心得よ。

*マスクは、正しく着用を…!

  鼻出しマスク、ぶかぶかマスク等は効果ナシと思うべし。

  マスク効果を過大評価し、過信するコトなかれ。

*ワクチン接種を期待できそう… あと1年足らずで…

  適応症拡大治験中の既存薬も、新型コロナ治療薬として登場も近々か…


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