2020/03/05

マスク③必読:エタノール消毒後の使用済みマスク再使用法

どこか ちょっと おかしい…ンじゃない? 今の ニッポンは…

ホームセンター、スーパー、ドラッグストア…
マスク(各種)、手指消毒スプレー、消毒用エタノール…が、どこに寄っても棚は空っぽ… なぜだかトイレットペーパーや種々の紙製品も…
そういえば、似たような社会現象が発生していたっけ、あの当時も…
2度の石油ショックやPM2.5騒ぎの頃…
家庭での緊急時対策が、大地震だけではないのに、ちっとも学習できていないみたい…

我が家では、日常消耗品類はそれなりに予備ストックを常備しており、ちょっとした工夫も行い、それ故に今回の”異変”には無影響で、新たな買い込みの必要性がありません。


使用後のマスクは廃棄が基本ですが、このようなご時世なので、簡便な再使用法を提案してみます。
※マスクの規格、マスクの使用法、ウィルス等の微粒子、マスク以外の予防法…等については既報で触れています。



【 使用済みマスクの簡単消毒、再使用法 】

1)材料
  ・使用済みマスク
  ・チャック付きビニル袋(マスクを入れられるサイズ)
  ・日本薬局方 消毒用エタノール
  ・ガーゼ 又は脱脂綿 (少量)
  ・ガーゼ又は脱脂綿を入れる耐エタノール性ビニル袋

 
参考:(左)市販ガーゼ小片  (右)局方消毒用エタノール

2)消毒の手順
  ① 使用済みマスクをチャック付き袋に収納する。
  ② 小さくカットされたガーゼ(又は脱脂綿)を小袋に入れる。
  ③ 小袋(非密封)に、ごく少量(ガーゼ等が湿る程度)エタノールを含ませる。
  ④ ③を、①に入れる。
  ⑤ チャックをしっかりと確実に閉じる(密封)。
  ⑥ 次回に使うまで開封せずに保管する。
注意:間違っても他の消毒剤(次亜塩素酸ソーダ等)を代用しないコト。


使用済みマスクを消毒保管中

保管中に、使用済みマスクは袋内に充満したエタノール蒸気に晒されて消毒される。
今回のウィルスに対する研究報告はまだ報道されていないが、
以前に蔓延した新型ウィルス類は
「エタノールでほぼ即死状態に不活性化される」
と報道されている。

留意
★ マスクの性能や目的に応じて、正しく使用しましょう。
  ・通常のマスクが有効な粒子………花粉、埃、砂塵、飛沫、
                  細菌やウィルスを含む飛沫等 (≧ 5μm)
  ・N95マスクが有効な粒子………ウィルス  (0.02~0.1μm)
                  PM2.5 (≒ 2.5μm)
                  結核菌・細菌 (3~1μm)等
★ 他の洗浄・消毒方法
  ・一般的に知られている方法:(熱湯消毒、次亜塩素酸ナトリウム浸漬消毒、洗濯)
    マスクが水に濡れるので乾燥が必要。
    繊維へのダメージの恐れがある揉み洗いは避けたい、
    物理的な力を受けると、微粒子補足性能の低下を招きかねない。

メリット
・洗濯しないので、マスクの繊維構造や機能への影響を懸念する必要性なし。
・消毒操作が簡便。
・短時間で再使用が可能。
エタノール含有家庭用消毒液も、小袋に含ませた液から蒸散するエタノールにマスクを暴露させるので、代用が可能。(家庭用消毒液に含まれる常温気化性芳香成分等は、再使用前に自然気化消失する。)


【マスク既報リスト】
① たかがマスク されどマスク 故に「それダメッ!」  (こちら
② マスク… 「それダメッ!」           こちら
③ エタノール消毒後の使用済みマスク再使用法    (このページ
④ マスク以外の感染予防手段 と ウィルスの寿命    (こちら 
⑤ Made in China 粗悪品マスクにご注意を…     (こちら

※マスクをテーマに、知っているコト、調べたコト、その他諸々を整理してみた。
※詳細は、ご自身で調査・確認願います。

※ 既報一覧の目次ページはこちらです。



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