流行性ウィルスには、蔓延抑制に向けてウィルスを直接コントロール可能な方策が求められる。
「三蜜」や「時短営業」は逃げの消極的ディフェンス策… コロナのダウンは見込み薄。
「Go To…」は、発生源の拡散、蔓延促進で逆効果…
新型コロナ対策にも、ディフェンス的対策と、オフェンス的対策がある。
オフェンス策とは、ウィルスを直接的、間接的に深刻なダメージを及ぼす施策…
その一つが、強烈な効果を有する消毒。
例えば、エタノール消毒、オゾン燻蒸、紫外線照射…等。 それも丁寧に…が必須。
近々接種開始が予定される「ワクチン接種」も強力な援軍と期待される。
だが、ワクチン接種も、大半の抗体産生に敏感なタイプと、少数だが鈍いタイプ、無反応なタイプが存在する。
一年延期された東京オリンピックの開催時期があと半年…に迫ってきたが、ウィルスの猛威は強まるばかりで、再延期論や中止論まで囁かれ始めた。
頼みの医療は崩壊寸前… 2回目の緊急事態宣言発令等で社会はますます混乱…
有効な手立てを打たずに規制をかけては国民を虐めているだけ…
もはや一刻の猶予もないと心すべきかと…
なのに、新型コロナ終息への有効手段を何ら打てない当局の面々…
ワクチンの全員接種効果が表れる頃まで待てそうもなく、日々悪化を辿る現状に待ったをかける方策を打たない限り、事態の好転は望み薄か…
【 新型コロナ感染状況 ―2021.01.23.現在― 】 *クルーズ船、検疫等を含む。
・累 計 :36万2373人 ……人口比 0.289% (退院/療養解除:28万6181人)
・入院/療養中: 6万5280人 ……人口比 0.052% (重症:1009人)
・死 亡 : 5077人 ……死亡率 1.40%
※日本総人口:1億2557万人(総務省統計局 2021年1月1日現在概算)
難題は、無症状故に無意識で通常に行動する不特定の陽性者。
感染者一名が何人に感染させるかの「再生産性」数値も理解しておきたい疫学領域の用語(参考)。
鑑みて、既存枠・規制にとらわれず、即時実行可能な私案を提言する。
政治家サンや専門家サンの文殊の知恵を待つのもそろそろ時間切れかと…
その一:陽性者早期発見のために、全国民対象にPCR定期検査を実施。
検査対象……基本は、日本国民全員および定住並びに長期滞在外国人。
検査間隔……長くても1クールは3ヶ月ごとに…か。
検査速度……1000検体/日/施設 なら、9万検体/3ヶ月/施設。
必要施設……1333施設/3ヶ月/12000万人。
都道府県人口比や地域事情で全国に1300余施設を即時開設。
3ヶ月間で全国民のPCR初回検査を実施。以後継続…
(同時期開始が困難な場合には、全住民対象検査に優先順位を設ける)
①オリンピック競技開催予定都道府県在住者
②外国選手・役員滞在予定都道府県在住者
③上記①、②該当都道府県の隣接道府県在住者
④上記以外の全道府県在住者
*留意:陰性者の次回検査までの期間に感染するケースの把握。
⇩
メリット ⇒ 開始後次第にクリーンゾーンが明確化する。
3ケ月後には、全国民の感染有無が判明し、陽性者の早期発見が進む。
実施地域のクリーン度が判明すれば、五輪開催への安心感が増す。
その二:広域移動者には「通行手形」の携行を義務化
手形付与対象者は、PCR検査の陰性者。
有効期限は次回検査まで(最大3ヶ月間)。
必要な人に「非感染証明広域通行手形」を発行し、広域移動時の携行を義務付ける。
⇩
手形を所持するお客さんなら、受け入れ側の交通・宿泊・観光等の関係機関も安心…
可能性ある対象者は全国民の99%以上…
手形付与が行き渡れば国民生活は完全復旧に…
その三:全国に、コロナ専用仮設医療施設を設置、人員手配組織を新設
必要資金は、各種補填資金よりもコロナ終息に向けた対策には有益であろう。
1)仮設医療施設
・新設:医療体制崩壊危機に直面する地域優先に、全国に、仮設の専用病棟を新設する。
海外では、中国武漢(約1週間で設置…とか)や北京で実施、稼働例が知られる。
・機能面:一方通行の出入り口、全館陰圧、各所シールド、排気・消毒設備完備で…
・対象症例:重症例を主とし、中等症例までを受け入れを可能化する。
無症状例、軽症例は、主に既存施設での対応を基本とする。
・施設規模:
①案:中等症以上を対象…上記患者総数(7万人弱)の約2割が中等症以上と仮定すると、対象症例数は約1.4万人。
これを仮に各都道府県に5施設割り振ると、約60床/施設。
②案:全症例を対象…上記患者総数(7万人弱)の2~3割を補充すると仮定すると、不足ベッド数は約2万床…
都道府県に均等割りすると、新規増床は425床/都道府県。
地域性を考慮して各都道府県に平均5施設新設すると、85床/施設。
100施設増設すると、700床/施設。
100床/施設とすると、700施設必要。
※ 設置完了までの期間は、自衛隊の野戦病院装備の転用も一案か…
⇩
メリット ⇒ 既存医療施設のひっ迫感が解消。
人材問題は下記2)、3)に…
2)既存専用施設のフル稼働
イ。人員不足で稼働できていない感染病床をフル稼働させる。
ロ。感染病棟に転用可能な既存病床の転用を促す。
ハ。必要人員は、院内人員を感染病棟優先体制にローテーションさせる。
不足する通常人員は外部からの臨時派遣を受ける。
3)医療従事者招集配置センター
医療分野の人材結集と派遣調整を目的とする新規センターを都道府県に新設する。
趣旨は、医師、看護師、薬剤師…等の医療業界の潜在余力を一元的に結集。
業務は、感染症従事者と通常医療従事者の人員招集と派遣の調整業務を一括担当。
①各医療施設から人員派遣を求める。
条件例:期間限定。派遣1クールは1~2週間か…?
医療機関規模により5~10%程度の人員派遣を求める。
②眠っている有資格者の発掘、人材募集。
その四:啓蒙しましょう 消毒、使い方、限界…等々を
A)消毒
① 消毒資材:即効性、短時間効果を示す資材が利便性良好。
(例)エタノール、オゾン、紫外線。 加熱(≧80℃)も推奨。
② 空間消毒:オゾン燻蒸、紫外線照射。エタノール噴霧は引火リスクあり。
③ 平面消毒:正解は一方向運動。 往復運動や円形運動は不可。
④ 手指消毒:手のひら、手の甲、指先とも十分に。即効性に優れるエタノールが良。
⑤ 器材消毒:死角が生じる不等形な形状なので、加熱や消毒剤蒸気充満が適す。
B)マスク
① 問題:
▲規格: 日本には、マスクの品質、機能、規格等の製造基準が未設定。 ⇒【追記】
【追記】2021年6月16日、マスクのJIS規格(日本産業規格)制定(経産省、厚労省)。
2021年9月1日より新規格製造マスクが市販され始めた。
1)医療用及び一般用マスク(JIS T9001)
・一般用:一般消費者対象のマスク。
微粒子、バクテリア含有飛沫、ウィルス含有飛沫、花粉の4項目に
対する補修機能、通気性、安全・衛生について規定。
・医療用:一般医療、介護等に従事する人が対象のマスク。
捕集機能、人工血液バリア性ついて3クラスに分類。
通気性、安全・衛生の規定は一般用と共通。
2)感染対策医療用マスク(JIS T9002)
・感染症罹患患者に対して、医療・介護従事者の感染防護対策のためのマスク。
人口血液バリア性等の付加性能の有無で2つのタイプがある。
性能要件とその試験法に加え、安全・衛生面も考慮して規定。
これが問題だが、マスコミを含めて何ら問題視しないのはなぜだろう… ごく最近聞こえてきたコトだが、ドイツではN-95規格以上の高性能マスクの使用が義務付けられたとか… 日本は、新型コロナ問題への姿勢に真剣さが欠如しているかのように感じられる。
マスク規格がなく、野放し状態で低機能、低コストのマスクの普及が常態化すると、感染症蔓延阻止の妨げとなりうる。
当面は、中国製粗悪品マスクが全面輸入禁止処分された米国基準(ASTM:米国試験材料協会)を正規基準として準用すべきか。
▲使用法: TV映像でも、街中でも、むちゃくちゃなマスクの使い方で平気な人たちのなんと多いことか… 印象的にはほぼ半数がアウト…? これもコロナ蔓延の一要因…かも。蔓延のリスク要因は次々と是正していかなくっちゃぁ…
② 正規着用法を啓蒙!
スパコン「富岳」の計算例、各種空中浮遊物の吸引率、マスク素材ごとの相違…等のデータを例示。
不適切例…鼻丸出し型、鼻頭チョン掛け型、ダブダブ型、スッカスカ型…等。
非感染者は感染予防効果が低下。陽性者はウィルス拡散を強める。
着用意義をPR…ウィルスの完全防護具ではないが、感染リスクの低減効果あり。
見本良例…顎~口~鼻~鼻間部(鼻根)を覆い、肌と密着した良質マスクの適切使用姿。
※ フェースガード:飛沫の直接暴露阻止。見た目の恰好だけで防護効果は期待薄か。
陽性者の呼気拡散防止にも無益か…
材質にウィルス吸着機能なく、飛散ウィルスは拡散浮遊し続ける。
C)換気
十分な換気は有効です。 大気はコロナの生存には適さない。
閉鎖空間の屋内は、外気と通じるドアや窓の常時開放(広くなければ隙間程度で可)し、換気扇のフル稼働…等で屋内に空気の流れを生じさせ、滞留させないように心がける。
D)空気清浄機
オゾン発生、プラズマクラスター、加湿等の機能付き空気清浄機をフル稼働。
現状放置なら対応不能な状況に追い込まれかねない状況…
緊急提言の私的な妙案、いかがでしょうか…
躊躇する時間はもはや残されていませんよね?
明日にでも、即実行に動きましょう!
詰めの詳細は行動しながら調整できます。
一日でも早くコロナ禍から脱出したいですし…
もっと優れたアイディアを有する方もおられるハズ… 知りたいですねぇ…
※ コロナ、マスク、諸問題…等々の更なる詳細は既報(こちら)を参照願います。
※ 既報一覧の目次ページはこちらです。
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