2020/02/29

琵琶湖:のどかな風景 ② 夕景


琵琶湖古代湖*である。
琵琶湖の誕生は40万年前で、初代の琵琶湖から八代目
    *古代湖湖の誕生後10万年以上も絶えることなく湖水を蓄え続けている湖。
            琵琶湖を含めて、世界に20数湖が知られている。世界最古はバイカル湖。

長期間にわたる閉鎖水域で生物も独自の進化を遂げ、多くの固有動植物が誕生している。
初代古琵琶湖は400万年前に誕生し、場所を移動しながらも、誕生~消滅を繰り返してきた七代目までを古琵琶湖という。
そして現在の琵琶湖も、わずかだけど北上し続けているという。

ゆえに、地質学的、気象学的、歴史学的、生物学的、人類学的…に興味津々の琵琶湖である。


今後、知り得た琵琶湖の魅力や不思議さ等をマイペースで取り上げていきたい。

最初は、『のどかな風景』を数題…
初回は、『湖北の湖岸風景』を取り上げたが、今回は『琵琶湖の夕景』。

琵琶湖の夕景は、琵琶湖東岸から楽しむべきだろう。
夕陽が湖西側の比叡山~比良山系の山影に沈み、湖面を赤く染める。
だが、夕刻が迫る頃はいつも家路を急いでいるので、美しいなぁ…と感じながらも、日没頃の風景を写真に収める機会が滅多にない。

でも、先日、真っ赤に染まったあまりにも美しい琵琶湖に、路上に車を止めて、急いで数枚パチリ…と撮ってみた。

場所は、堀切新港(近江八幡市沖島町)。
すぐ沖合の島影は沖島で、離島振興法で認められたれっきとした湖の中にある離島である。島内には小学校や郵便局がある。
ヒトが居住する湖の中の島は、世界広しといえども、とても珍しいそうだ。






ベストショットではないが、他所での夕刻迫る琵琶湖も幾つか…

その一つがここ…
場所は、堀切新港から数km南の湖岸(沖島町)
この地は、琵琶湖岸総延長約235kmでも、わずかに2か所しか見られないという岩礁湖岸の一つ…
ここからみられる夕陽は比叡山の背後に沈む。
ここから眺める比叡山は、優雅な富士山型の山容だ。



そして…
湖北の湖岸は自然が溢れている。
特に夕景は詩情感溢れるロマンが漂う。
神秘的な神の島竹生島も一段と神々しさが漂っている…














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