2020/02/26

琵琶湖:のどかな風景 ① 湖北の遠浅湖畔と野鳥達


琵琶湖は『古代湖*』である。
琵琶湖の誕生は40万年前で、初代の琵琶湖から八代目。
    *古代湖湖の誕生後10万年以上も絶えることなく湖水を蓄え続けている湖。
            琵琶湖を含めて、世界に20数湖が知られている。世界最古はバイカル湖。

長期間にわたる閉鎖水域で生物も独自の進化を遂げ、多くの固有動植物が誕生している。
初代古琵琶湖は400万年前に誕生し、場所を移動しながらも、既に消滅した七代目までを『古琵琶湖』という。現在の琵琶湖も、わずかだけど北上し続けているという。

ゆえに、地質学的、気象学的、歴史学的、生物学的、人類学的…に興味津々の琵琶湖である。


今後、知り得た琵琶湖の魅力や不思議さ等をマイペースで取り上げていきたい。


最初は、琵琶湖の代表的な風景のひとつでもある湖北の湖岸風景をご紹介…♪

場所は、「湖北野鳥センター」(長浜市湖北町)付近の湖畔一帯。
南湖と違って、北湖の湖岸は自然湖岸が多く、この辺りも湖岸はヨシで覆われ、遠浅の沖合にはアカメヤナギが水中から幹を伸ばしているかのよう…


中央の島影は竹生島


遠浅で、波静かで、身を潜められるヨシや樹木があるためか、冬季には多種類の水鳥が集まっている。
背後の山本山は、オオワシ(♀)の南限飛来地として知られる。
”山本山のおばあちゃん”の愛称でも呼ばれるこのオオワシは、山本山の中腹の木立を物見台代わりに琵琶湖上の獲物を狙う。
今年の北帰行は、2020年2月21日の午前10時頃だったという。
この日の午後に出かけてみたら既に旅立った後だった。
琵琶湖を見つめるオオワシ

優雅な姿で湖面に浮かぶコハクチョウは100羽もの大集団で付近の田んぼを餌場に集結する。

コハクチョウの飛行隊列

水鳥の楽園
コハクコウ、アオサギ、カモ類…etc
トンビ
琵琶湖岸全域でよく見かける
運が良ければ、トンビのサミット舞台だろうか、
湖北の田んぼでトンビの大集団と遭遇する場合もある。



0 件のコメント:

コメントを投稿