長文 精読
*狭小なスマホ画面では構成が歪みます。
今の
この国の
現状を的確に
表現する言葉 …
少子化 高齢化 晩婚化…
婚姻数減 出生数減 人口減…
平均寿命世界No1の長寿者国…
この国の
これが
ごく当たり前の日常…
こんな言葉を耳にしたとき
何を、どんな風に、
感じます?
黙殺?
意味深なシグナルだけど
この異常な社会現象に
大半が
麻痺してしまっているのかなぁ……
⬇
だが…
このまま時が流れたら
この国はどうなる…?
⬇
⬇
そんな風に考えている方っています…?
* * * * * * * * * * * * * * * * * *
近年の人口統計資料も指摘する…
近年、
絶滅危惧種 指定へまっしぐらのニッポン、ニッポン人…!
少子高齢者大国のニッポン…!
国民の平均寿命が世界最高齢…!だってねぇ
つまり
世界で一番爺ちゃん婆ちゃんの国…ってことだよね?
国全体で日に日に躍動感が薄れていく…
国力が年々衰弱していくってコト…だよね?
⇩
この傾向が続けば、将来は絶滅…か?
⇩
⇩
⇩
どうする?
そこの
ニッポン人…
―― 日本国 ――
話題:この国に居住する人々の未来は?
⇩
⇩
ともあれ、人口に関する最近の統計数字を改めて眺めてみましょう
――総務省、厚労省、報道等数種のなるべく直近の統計資料を使って…――
日本人の総人口……… 約1億1996万人
日本人の年間減少数……… ー91万人/年 ………… (いわき市が消滅!)
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このままの勢いで人口が減少し続けると仮定して単純計算すると、ニッポンジンは…
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⇒ 1億1996.7万人 ÷ 91.8万人 ⇒⇒
⇒ ⇒ ⇒ 『 約130年後に 絶滅 』………!💀😨
うわぁ~~ タイヘンだぁ~~
人類は、この地球上の多くの生物の中で最も繁栄している生物だが、最近の人口動態の統計数字からは、世界最高齢者国の日本は急速に少子高齢化が進み、この調子では近々絶滅危惧種指定を受けるやも…との懸念が頭をよぎる。
古来から現在までこの地球上に生息した動植物で、既に絶滅した種族は、急激な住環境変化に耐え切れなかったり、生存競争の戦いに敗れて数を減らして種の保存が困難になったり…と原因は様々…
日本人の総人口が減少し続けている主な要因は何だろう…
将来への失望感、自己生存権優先、経済事情…等々か。
だとすれば、動植物が有する本質的な種の保存原則とは無縁の、人類特有の理性を悪用した自己権利欲に起因する自己快楽優先の思考に基づいているのかも知れない。
そうだろうか…
現代社会に蔓延している人口減少止むなしの社会常識なる考え方に、再考の切っ掛けを促すべく、以下に、主な関連データを列記する。
共に熟慮したいもの…
● 総人口(=国力)
総務省のまとめによると、2025年7月1日現在(概算値)の外国人を含む日本の総人口は約1億2430万人で、昨年よりも68万人(-0.55%)の減少。
2025年2月1日現在(確定値)では、約1億2344万1000人で、前年同月比で66万4000人減(ー0.53%)だった。
★ 15才未満
1370万6000人で、前年同月比で35万人(ー2.49%)の減少。
★ 65才以上
3618万8000人で、前年同月比で4万1000人(-0.11%)の減少。
3.4人に1人が65才以上という爺さん婆さんの国…
うち、75才以上の割合は増加し、2096万人63万8000人(+3.14%)。
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(2025.9/12厚労省:2025.9/1 時点の住民基本台帳記載100才以上の高齢者)
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★ 100才以上:9万9763人 = 80.58人/10万人
………過去最高(昨年比+4644人 55年連続増加)
調査開始初年の1963年には100才以上は153人だった。
1981年に1000人を、1998年に1万人を突破した。
・男女別:
女性:8万7784人(+3826人 約88%)
男性:1万1979人(+818人)
・最 高 齢 :(女性)114才(奈良県) (男性)111才(静岡県)
・都道府県別:
①島根 168.69人/10万人 → 高知 →鳥取 →鹿児島 →長野……
最も少ない県は埼玉 48.50で、滋賀県は73.18 だった。
・平均寿命:(女性)87.13才 (男性)81.09才
● 総日本人
2025年2月1日現在(確定値)では、日本人に限れば、1億1996万7000人で、16年連続の減少。
1年間の減少数が91万8000人(0.76%減)で、年間減少数が90万人を越えるのは初めて。
減少数・減少率ともに過去最大となった。
日本人の人口のピークは2009(H21)年の1億2707万人余で、以降16年連続で減少した。
★ 結婚・出産 ………(⬅ 近年は生物としての生殖活動適齢期から逸脱の傾向にあり)
・婚姻件数………… 48万5063組 ⇔ 激減 ⇔ ピーク時(1972年)……約110万組
(減少の主な要因:適齢期世代の減少、少子化、晩婚化、晩産化、将来の不安視層の増加…等)
(厚労省2025年上半期速報:婚姻数は23万8561組で、-4.0%)
・初婚年齢…………(男)31.1才 (女)29.8才
(← ← 精子、卵子の機能低下が高まり始めている年代)
・初出産年齢………31.0才 (前年と同じ)
(← ← 異常分娩・非健常児出産リスクが高まり始める年代)
・合計特殊出生率*……1.15 (← ← 1947年調査開始以降最低)
最高は、沖縄の1.54、次いで福井県、鳥取県・島根県・宮崎県。
最低は、東京の0.96、次いで宮城県、北海道。
(* 一人に女性が生涯に産む見込みの子供の数。)
(* 一般的に、 人口維持には約2.07が必要とされているが、大きく落ち込んでいる)
★ 出生数 (推進力)
2024年1年間の日本人出生数は、68万7689人で、1979(S54)年の調査開始以来最少。
ベビーブーム(1949)年は約269万人で、3.9倍も多かった。
厚労省に寄れば、2024年は68万6861人で、前年よりも4万1227人の減少。
全ての都道府県で減少。
68万人台は従来予測よりも15年も早く少子化が進行。
減少は9年連続。1899年の調査以降初の70万人割れ。
(厚労省2025年上半期速報値:出生数は33万9280人で、-3.1%だった)
日本産婦人科学会は、2025年8月、2023年に実施した不妊治療の体外受精児が8万5048人で、前年よりも7842人多く、過去最多だったと発表。
23年の出生児数72万7288人の9人に1人が体外受精児だった計算になる。
治療件数は56万1664件で、前年より1万8000件以上増加した。治療を受けた女性は40歳前後が多かった。
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体外受精診療は、治療開始時に女性の年齢が43才未満との条件付で22年4月から公的医療保険の適用対象。
体外受精は男性も女性も高齢ほど精子も卵子も健常性が劣り、受精成功率が低下する。
幸運にも高齢で体外受精が成功した場合でも、受精卵の健常性が低下し、非健常児誕生リスクが高まる。
(※ 人体の不思議については既報の拙稿もご一読を…)
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動物も植物も、自然環境に適応すべく、種の保存・繁栄に向けて自然淘汰を繰り返しながら進化し続けて現在の姿がある。人間も然り。
人類の維持繁栄に必要な新生児誕生には、両親の体内で様々に受ける本能的な自然淘汰を乗り越えた精子と卵子が結果として自然妊娠、自然出産が位置づけられる。
例えば、健常精子・卵子の選別、活発な精子の選別、受精卵の正常性選別…等を経て子宮内で着床する。その後も、胎児の生育健常性選別…等がなされて、無事に出産へと辿り着く。
そこには、男女ともに受精~着床~出産の適齢期が存在する。
未熟な精子・卵子、非受精、非着床、流産は健常児出産までの生理的な選別過程…
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人間に特有な人智を働かせて、自然の摂理に抗する人為的な体外受精行為は、自然の摂理に基づく異常児出産リスク排除の自然淘汰・種の保存という仕組みを無視した人為行為であり、異常児誕生リスクは飛躍的に高まる。
★ 死亡者数
2024年1年間の死亡者数は、159万9850人で、過去最大だった。
この結果、死亡者数が出生数を上回る「自然減」は、91万2161人で、過去最大だった。
(厚労省2025年上半期速報:自然減は49万7538人だった)
★ 平均寿命 (活力)
2024年発表のWHO加盟国を対象とした、2021年推計値を元にした上位5ヶ国の平均寿命ランキング。
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順位 国・地域 男女 国・地域 男性 国・地域 女性
(才) (才) (才)
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1 日本 84.5 イスラエル 82.4 日本 87.2
2 シンガポール 83.9 日本 81.7 韓国 86.7
3 韓国 83.8 シンガポール 81.6 シンガポール 86.3
4 スイス 83.3 ノルウェー 81.5 スペイン 85.3
5 オーストラリア 83.1 スイス 81.5 スイス 85.1
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● 総外国人
2025年2月1日現在(確定値)では、日本国内に居住する外国人の人口は 347万5000人で、前年同月比で25万4000人(+7.89%)増加し、調査を開始した2015(H25)年以降の人口増加数も最多だった。
* 蛇足ですが……
質問: 「1人の女性が生涯に出産した世界最高の新生児数は何人でしょうか?」
↓
(正解) ロシア人女性の、出産回数27回で、合計新生児数は69人、の由。
● 都道府県別人口
<色別:日本人 外国人> ……… (大都会に偏在の傾向)
ー最多順ー 東京都 1328万人 ➜ 神奈川県 ➜ 大阪府 ➜ 愛知県 ➜ 埼玉県
東京都 72万人 ➜ 大阪府 ➜ 愛知県 ➜ 神奈川県 ➜ 埼玉県
(…5都府県で総数の半数以上)
ー最少順ー 鳥取県 52万人 ➜ 島根県 ➜ 高知県 ➜ 徳島県 ➜ 福井県
・前年比で人口増加は東京都(+1.6万人)のみで、他は全て減少。
秋田県 5753人 ➜ 鳥取県 ➜ 高知県 ➜ 青森県 ➜ 徳島県
(…全都道府県で増加)
<減少数>
ー最少順ー 沖縄県 5469人 ➜ 鳥取県 ➜ 滋賀県
ー最多順ー 北海道 5万9896人 ➜ 兵庫県 ➜ 静岡県
<減少率>
ー多い順ー 秋田県 1.91% ➜ 青森県 ➜ 高知県
<増加数>
ー最多順ー 東京都 7.38万人 ➜ 大阪府 ➜ 埼玉県
ー最少順ー 鳥取県 496人 ➜ 秋田県 ➜ 高知県
(統計的記述はここまで)
さぁ~て、皆さん…
日本に居住する人々の主な人口動態を、最近の統計資料類を引用しながら、簡潔に整理してみましたが、ここまで読み進まれてこられて、この国の人口問題について、どのような印象が湧いてきました?
上述のように人口が減少傾向にある人口動態統計資料や、近年各界・各分野で指摘されているように、日本の国力が衰退傾向にある…コトが浮かび上がります。
この好ましからぬ現象に対して、ここ数年の国内状況の推移からは一向に効果的な状況が見えてこないようですが、どこがどんな対策を取ろうと努力しているのでしょうか…
それとも、好ましい状況故に対策の必要性ナシと判断されているのでしょうか…
<転換点かも…>
過去には、自信満々のメイドインジャパンを先頭に、技術立国ニッポンが世界の最先端を走っていたあの当時のニッポンの風向きが変わり始めた切っ掛け、時期は何だったのでしょう…
その重要なターニングポイントのひとつに労働力雇用制の変化が上げられるのでは無いでしょうか。
国内企業は比較的安価な人件費で済むと映ったあの当時のアメリカの職域制労働賃金体制を羨望し、高コストの人件費を要する日本特有の永年勤続制からの脱却に動き始めようとしていたあの頃…
企業は、永年勤続制は能力が劣っても経年的に給料が上昇するマイナス面を強調し、大半の労働者が経年的に蓄積する経験値の高度化を軽視する風潮になびく傾向にあったような…
ともあれ、日本経済界は、職域制労働賃金体制へと舵を切り、正社員数を削減し、職域別賃金制の下で人件費節約の好手としてパート、バイト、臨時、季節、短期、時間別に必要人員を雇用し始めた。
故に現在の若者の多くは自己研鑽が成功しなければ生涯低収入のまま… 工夫や努力、忍耐経験という効果を過小評価する傾向にあるようです。将来の収入増という希望を見い出せなければ、家族増という経費増を本能的に避けたがる。
豊かな将来像を見い出せなくなった若者達は、今の我が身の守り優先の現状維持姿勢へと傾いていった。その影響の一例が、非婚化、晩婚化、少子化…へと傾斜し、社会の主流的な常識化へと変化し続けた。
その結果の少子化・高齢化ニッポンではないでしょうか。
人生観や自己意識が淡白になっているのでしょうか…
<明るい未来へ>
種の保存繁栄を…と進化し続ける動植物と同じく、人間もまた種の保存に最適な時期に出産を営むべきでしょう。
今を生きる我々の、一人一人が明確な意思を持って、負の連鎖に陥っているこの日本という国を、希望に満ちた明るい未来へと軌道修正させるべく、少なくとも各人の意識改革が必要でしょう。自己防衛や利己的な個人権利の主張が強まれば、それが嫌婚化、晩婚化→晩産化→一人っ子家族→少子化…へと直結します。
人類の繁栄、日本の繁栄は、健全な生殖活動適齢期の健全な婚姻・出産が最適…と考える社会の構築が好ましいと思われませんか?
将来の日本の姿に希望を抱かせ、その姿に期待しつつ今を生き抜こうという意識改革が必要でしょう。
改革成功後の世の中は、ベビーブーム期、高度成長期の頃に酷似した賑やかな社会に戻っているでしょう。
すると、若者達も明るいハズ…の未来に希望を抱きつつ、生殖適齢期の出産割合が回復してくるでしょう。
それが、生物学的にもごく普通の、ピラミッド型の年齢別人口構成を形成するコトに直結するでしょう。
<種の保存法則>
高等動物の人間は、ある程度本能を理性でコントロール出来る。
だが、生殖行動は、人為的作為が及ばない世界での生殖活動が主体である。
生殖には、男性器も女性器も生殖適齢期があり、適齢期から逸脱するほどに非健常児出産リスクが高まる。とても重要な事象なのに、軽視されているのが現代社会かと…
生殖に関しては繊細緻密な女性の身体の仕組み… 生涯の排卵回数には上限があり、卵子の成熟性には20才台前半というピークがある。30才台以降の劣化はとても速やかです。
男性の生殖にも緩やかなピークはあるが、劣化も緩やかです。
人間という種の保存に最適な仕組みとして神様がそのように設計されたのでしょうね。
なので、親も子も一層の幸せを願うには生殖適齢期間内に産み終えたいもの…
生物としての生殖的な最適年代は、男性は20~30才台後半、女性は20才台のなるべく前半…とされる。
その受精・繁殖時期が早すぎても遅すぎても非健常な精子・卵子の割合が高まるので出生児の生理機能に異常の発生リスクが高まる。
体型的な異常の有無は外見的に早期に確認できるが、内面的な機能性の異常の有無はある程度成長を待たねば判然としない。
近年の晩婚化、晩産化…という社会現象は、新生児の異常発生リスクが高まるが、それを承知で晩産化を望み、独身という自身の自由で華やかな青春を楽しみたい若者が増えているのだろうか…
故に、最近は、成婚減少→晩婚化→晩産化→少子化→非健常児誕生のハイリスク化→合計特殊出生率の低下という悪循環に陥っているようだ。
< Why? >
なぜ晩婚化社会に…?
なぜハイリスクな高齢出産容認社会に…?
なぜ少数出産カップルが増えた…?
若者の生活環境維持が優先…?
親の生活を圧縮してまで子供の養育費を捻出したくない…?
将来収入増加に期待が持てない親世代が増加…?
若者の、将来像が読めない社会に誰が導いた…?
なぜそんな社会に、ニッポンはなってしまったのだろう…
何が切っ掛けに…?
世界では、国民総人口No1は、近年、中国からインドへと変化した。
日本は、近い将来に、総人口でやがてインドネシア等にも抜かれる予想だ。
世界トップテンからの陥落も視野に入ってきたらしい。
その頃は、日本の国力は2番手グループへと格落ちしているかも…
先進国ニッポン
躍動し続けるニッポン
を
これからもキープご希望なら
早急に
効果的な次の一手を
切りましょ !
希望に満ち溢れた
日本社会再構築を目指して…
ニッポン滅亡…は避けましょう!
(*部外者故にか、校了までに想定を越える長時間を要した)